現在放送中のドラマに登場する気になるアイテムにフォーカスする「ドラマアイテム速攻リサーチ」。今回紹介するのは、6日に放送された日本テレビ系ドラマ『若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―』(毎週日曜22:30〜)の第1話で、主人公・町田涼役の堀田真由が着用していたアイテムだ。

堀田真由=『若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―』第1話より (C)日テレ

○L.L.Bean「ウィメンズ マウンテン・クラシック・アノラック、マルチカラー」

不朽の名作『若草物語』を原案にした本作は、一つ屋根の下に暮らす町田家の四姉妹の次女・涼(堀田真由)が主人公。「私は恋も結婚もしない。一生姉妹で暮らしたい!」と宣言している勝気で口が達者な涼、結婚願望強めの長女・恵(仁村紗和)、心優しい三女・衿(長濱ねる)、したたかで甘え上手な四女・芽(畑芽育)が、四者四様の幸せを追いかける社会派シスターフッドコメディーだ。

第1話で涼が着ていたのは、L.L.Beanの「ウィメンズ マウンテン・クラシック・アノラック、マルチカラー」Collegiate Blue/Rustic Green。スタイリッシュなデザインと機能性を兼ね備えている。遊び心にあふれたカラーリングで、コーディネートのアクセントになる一枚だ。

L.L.Beanの伝統へのインスパイアからデザインされ、アーカイブから復活したアノラック。ディテールはオリジナルに忠実に、フィットと機能性がアップデートされている。薄手ながらも小雨や風から守り、アウトドアからタウンユースまで対応。薄手のレイヤーとのコーディネートで、この秋大活躍してくれそうだ。

L.L.Bean「ウィメンズ マウンテン・クラシック・アノラック、マルチカラー」

○Daniel Wellington style「ジップアップパーカー」

もう一着は、Daniel Wellington style「ジップアップパーカー」ブラウン。カジュアルでありながら、肩についたエンブレムが高級感を演出する。ブランドロゴの入ったゴールドのジップやボタンがエレガントな印象に。フードの紐は太めのリボンテープが使用され、エレガントな雰囲気を醸し出している。

Daniel Wellington styleは、Daniel Wellingtonから誕生したブランドで、時計などの手元の世界にウェアやキャリーケースを加え、洗練されたミニマルでデイリーなスタイルを提案している。ジップアップパーカーは、シンプルでスタイリッシュなシルエットに仕上がっており、普段使いにも適したアイテムだ。

『若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―』第1話は、TVerで配信中。このアイテムにも注目して見てほしい。

Daniel Wellington style「ジップアップパーカー」

○『若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―』第1話あらすじ(10月6日放送)

勝気で口が達者な次女・町田涼(堀田真由)は、脚本家志望だったものの訳あって今はドラマ制作会社で助監督として働き、慌ただしい毎日を送っている。「私は恋も結婚もしない。一生姉妹で暮らしたい!」――恋愛至上主義の風潮に抗いながら生きる涼のもとに、ある日大御所脚本家・黒崎潤(生瀬勝久)が書いたドラマの監督を務めるチャンスが巡ってくる。“ドラマ業界のヒットメーカー”と称される黒崎との仕事とあって、涼の先輩でもあるプロデューサーの柿谷成実(臼田あさ美)からは、「口には気を付けて」と釘を刺されるが……。

一方、結婚願望強めの長女・町田恵(仁村紗和)は、ハローワークの非正規職員。周囲に内緒で正規職員の小川大河(渡辺大知)と職場恋愛中だが、彼から結婚をはぐらかされたり、上司からひそかに送られてくる“おじさん構文”全開の私的なメッセージに頭を悩まされたり、モヤモヤを募らせる日々。

そんな姉たちを尻目に、したたかで甘え上手な四女・町田芽(畑芽育)は、ファッションデザイナーになる夢を叶えるべく、服飾専門学校で服作りの腕を磨いている。「結婚するならお金持ち限定」と割り切り、エリート大学生の彼氏と順調に交際を続けてきたものの、ひょんなことからクラスメイトの沼田灯司(深田竜生)と急接近。常日頃から高価なファッションアイテムで身を固め、ミステリアスな色気を漂わせている沼田はまさに“沼オトコ”。しかし、周囲とはどこか一線を引いている様子で……。

そして、心優しくおっとりとした三女の衿(長濱ねる)。役者を志す衿は、脚本家を目指す涼にとって一番の理解者でもあり、心の支えそのもの。「将来衿のためにドラマを書きたい」と願う涼と、「いつか涼の書いたドラマで主演をやりたい」と夢見る衿。しかし今現在、姉妹が暮らす家に衿の姿はなく……。

そんな衿の“不在”によって心にぽっかりと穴が空いた涼の前に、すっかり大人の男性になった幼なじみ・行城律(一ノ瀬颯)が9年ぶりに姿を現す。小中高を共に過ごした涼と律は、性別の垣根を越えた親友同士でもあったが、律は涼に対して“特別な想い”を抱いているようで……。

仕事、恋愛、結婚、夢――避けては通れない人生の難題にぶつかってはトライ&エラーを繰り返しながらも、それぞれの幸せを模索する四姉妹。彼女たちがたどり着く、四者四様のハッピーエンドとは……。

都田ミツコ とだみつこ 1982年生まれ。編集者・ライター。編集プロダクションでの勤務を経て、フリーランスに。 この著者の記事一覧はこちら