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マーベル・ドラマは、これまでのシリーズの中でも最も安価に製作されているそうだ。シリーズのプロデューサー、ブラッド・ウィンダーバウムが米にて語っている。

具体的な金額こそ明かしていないものの、「本作は最も低予算のドラマです。意図的なものだと思います」とウィンダーバウム。「私たちは、リーズナブルな費用でドラマを作ることを考えています。正直に言って、リーズナブルな予算で実現できれば、クリエイティブ的な面で少し自由度が増すんです」と話した。

ウィンダーバウムは「アガサ・オール・アロング」について「CGも最小限で、これまでの作品よりもずっと少ないんです。ほとんどが特撮で、ドラマを見ればそのことが伝わると思います」と続けているが、低予算というのは、別に「安っぽい」とか「見応えがない」というわけではない。「アガサ・オール・アロング」は、ウィンダーバウムが言うようにセットの作り込みや特撮を用いたことによる独自の世界観がしっかりと組み立てられている。派手なCG演出や最新テクノロジーなどに頼ることなく、魅惑のストーリーテリングで視聴者を惹きつける。

一方、高額な予算を投入しても、必ずしも視聴者の評価を得られなかったケースもある。マーベル・スタジオのは映画と同等であるが費やされたが、望むような評価はほとんど得られなかった。

また、最近では「スター・ウォーズ:アコライト」にもがかかっていたことが、ディズニーによる税務書類によって判明した。こちらも大作映画なみの資金が投入されつつ、望まれていた評判は得られることなく打ち切り終了の憂き目に遭っている。

なおウィンダーバウムは、低予算だからこそ自由が得られると語っているが、これは事実のようだ。『アリータ:バトル・エンジェル』(2019)などの監督によると、製作が小規模であるほど干渉を受けにくく、自分のやりたいことができるのだという。

「アガサ・オール・アロング」はで配信中。

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