井上尚弥(左)からサイン入りボクシンググローブを贈られた山賢人(撮影・佐々木彰尚)

写真拡大

 ボクシングの4団体統一世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(31)と俳優の山粼賢人(30)が25日、昨年からアンバサダーを務めるスイスの高級時計メーカー「ウブロ」の東京・銀座ブティックで「ウブロ 井上尚弥×山粼賢人 スペシャルトーク」を行った。

 尚弥は7535万円の「ビッグ・バン インテグレーテッド トゥールビヨン フルパープルサファイア」、山粼は2336万4000円の「ビッグ・バン MP−11 14デイ パワーリザーブ ウォーターブルーサファイア」を装着して登場。尚弥は今月7日に誕生日を迎えた山粼にサイン入りグローブをプレゼントし、ミット打ちも指導した。

 イベントでは未来について聞かれ、尚弥は「12月に試合が控えているので、しっかり防衛して、また来年、今の階級でスタートしていくのか、しっかり体を作ってまたその先に階級を上げていくのかを見据えて計画を立てていて。そういう話の中で、12月は落とせない大事な試合になってくる」と答えた。

 終了後の囲み取材では、今後挑戦していくことについて「一つ挑戦といったらフェザー級への挑戦ですけど、時期も何も言えないですし、そこに行けるための準備をする、今その段階なので。スーパーバンタムでモチベーションを下げずに防衛していくことも挑戦ですし」と、2つの挑戦を挙げた。

 イベント中の発言を踏まえ、フェザー級への挑戦が早まっているのかと確認されると「そんなことはないです。2年先の自分の体がどうなってるか全く分からない。そのくらいだと思っていただければ」と、考え方はこれまでと変わっていないことを補足した。

 現在の練習状況については、10月13日に3度目の防衛戦を控える弟でWBA世界バンタム級王者の井上拓真(大橋)と「同じメニューをやっている」といい、「けっこう追い込んでいますよ」と明かした。拓真の挑戦者・堤聖也(角海老宝石)とはスパーリングしたこともあり、「スパーリング、マス、その辺りですよ。仮想・堤、バッチリですよ」と、拓真の防衛に向けて抜かりなくサポートしていることを打ち明けていた。