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 ◇関西学生アメフト1部リーグ 第3節 関大46ー0桃山学院大(2024年9月21日 MKタクシーフィールドエキスポ)

 関大が桃山学院大を圧倒し、1敗を守った。「3強」とV候補の一角と目されながら、前節(9月8日)近大に不覚。ショックを引きずることなく、再出発の白星を挙げた。

 ただ、欠場したQB須田啓太主将(4年)の表情は浮かない。「第1Qから21、11、7…と明らかに失速している」と指摘した上で、「関学大や立命大なら、もっと点数を取っていたはず。これがチームの現状だとみんな分かったはず」と続けた。

 今季から全日本大学選手権のシステムが改訂され、関西学生1部リーグの3位までがトーナメントに出場できる。この日、近大が立命大に黒星を喫しており、もちろん関大にも聖地に立つ可能性は十分、残している。それでも、エースは外的要因に甘えることをしない。

 「自分たちで弱さを受け入れて、4回生が性格変わるくらい変わらないと、チームも変わっていかない。これからの試合は、学年とか関係なく、出る選手がカイザースの代表として、最高の準備をして試合をしないと、とても戦えない」

 わずか1週間後の次節・阪大戦(29日)が終われば、いよいよ立命大との大一番(10月14日)が待ち受ける。猶予は、そう長くない。