大の里(右)が寄り切りで琴桜を破る

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 「大相撲秋場所・13日目」(20日、両国国技館)

 大関昇進を狙う関脇大の里(二所ノ関)は大関琴桜(佐渡ケ嶽)を取り直しの末に寄り切って12勝目を挙げ、単独トップの1敗を守った。2敗だった関脇霧島と平幕高安がいずれも敗れたため、リードは2差に拡大。14日目の豊昇龍戦に勝てば2度目の優勝が決まる。また、この日の白星で、大関昇進の目安とされる三役で3場所合計33勝にも到達した。

 昇進を預かる審判部の高田川部長(元関脇安芸乃島)は「何もないですよ。すべては千秋楽」としながらも、相撲内容については「前に出ていいんじゃないの」と称賛。幕内後半戦の審判長を務めた粂川親方(元小結琴稲妻)は「終わってからの話」と前置きしたうえ、流れのよさは「もちろん、そうですね」と認め、内容も「攻めているし、いいのではないか」と評価した。