舛添要一氏

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 元東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏が19日まで自身のユーチューブチャンネルを更新。自民党総裁選(27日投開票)で、日に日に存在感を増している高市早苗経済安保相についてコメントした。

 石破茂元幹事長、小泉進次郎元環境相とトップ争いをしている高市氏には、初の女性総理誕生の期待も高まりつつある。舛添氏は高市氏が首相になった場合の問題点として【1】安倍政治の継承【2】右寄り路線【3】外交政策の3つを挙げた。

 安倍晋三元首相と旧統一教会の幹部が自民党本部で面談していた写真を朝日新聞がスクープ。これを受け舛添氏は「高市さんも統一教会との関係を噂されていますから。この問題が入ってきて朝日新聞なんかがキャンペーンを張ると安倍さんのマイナスな所も継承してんじゃないかと。こういう批判も出てくると思います」と危惧した。

【2】については「保守的な人は支持するけど若者たち、無党派層、広い範囲に彼女の支持が広がるのかが問題」と述べた。

 舛添氏は【3】の外交面での経験不足を不安視。「しっかりと外交を学んでいただいて。日本の国益を守るとともに国際社会の平和と繁栄に自分が貢献するだという姿勢を見せてほしいと思います」と述べた。

 最後に「総理になる可能性が非常に高くなってきましたから、敢えて苦言を呈しておきました」と期待を寄せていた。