大谷翔平 自己最多更新の47号先頭打者アーチ!48個目の盗塁も決めて前人未到の「50本塁打50盗塁」に前進

写真拡大 (全2枚)


大谷翔平 PHOTO:Getty Images

<2024年9月11日(日本時間12日)ロサンゼルス・ドジャース対シカゴ・カブス@ドジャー・スタジアム>

ドジャース・大谷翔平投手(30)が、本拠地カブス戦に「1番・DH」でスタメン出場。

自己記録を更新する47号先頭打者アーチを放つと48個目の盗塁も決め、前人未到の「50本塁打、50盗塁」にまた一歩前進した。

この日は4打数2安打3打点、1四球、1盗塁と躍動し、チームの連敗ストップに貢献。ドジャースの地区優勝へのマジックは11となった。

「確信歩き」が定着している大谷ですら確信を持てないほどの打球だった。相手先発左腕ウィックスの138.2キロのスライダーを振り抜くと、打球は弾丸ライナーとなって右中間へ。

「手ごたえはよかった。ただ低い弾道だったからわからなかった」と大谷は振り返ったが、自身の感覚すら上回る一撃はあっという間にスタンドへ飛び込んで行った。

打球角度は驚異の19度、打球速度は118.1マイル(約190.1キロ)という当たりは、自身の本塁打で3番目の速さで、飛距離は405フィート(約123メートル)だった。

この一発で2021年の46本塁打を更新するとともに、韓国の秋信守(レンジャーズなど)が持つアジア選手最多記録218本塁打に並んだ。

0-2と劣勢の場面で飛び出した大谷の"マッハ弾"が呼び水となり、その後5番エドマン以下の3者連続本塁打で大量5点を奪い逆転に成功した。

「SHOWTIME」の続きは2回。無死から四球で出塁すると、1死後フリーマンの2球目に48個目となる二盗に成功。

その後、フリーマンの中飛でタッチアップから三塁を陥れた。「いつも言っているように行けるところでは積極的に行く。タッチアップもよかった」と珍しく自画自賛の言葉も飛び出した。

この走塁は得点には結びつかなかったものの、「SHOWTIME」は終わらない。

3回2死二・三塁で巡ってきた第3打席で、今度は147.3キロのストレートを中前に弾き返す2点タイムリー。鈴木の20号ソロで2点差迫られた嫌なムードを一掃する、貴重な一打となった。

その後5回に同点に追いつかれたが、終盤エドマンがこの日2本目の2ランを放つなど再びカブスを突き放し連敗を止めた。

「初回は(2点を先制される)悪い流れだったので、1点返していい流れにできた。連敗していたから最後勝ててよかった」と大谷。

ロバーツ監督は大谷の本塁打について「普通はあの角度で時速118マイルの打球を打てば二塁打になる。だけどショーヘイだとホームランになる。彼は素晴らしい野球をしている。そして私たちを大いに元気づけてくれている」とジェスチャーを交えながら話した。

この一発にはチームメートも口をあんぐり開けるばかり。

「(打球が速すぎて)ホームランをキャッチしようとしたファンがかわいそうだったね」と14号ソロを放ったマンシーが言えば、18号ソロのスミスは「50-50」について「彼の努力の賜物だね。彼は誰よりも一生懸命やっている。一生懸命スカウティングもやっているしね。彼はやってくれると思う。そして重要なのは彼が試合に勝つことを助けようとしていることだ。それはかなり印象的だね」と話し、大谷の姿勢を高く評価していた。


テレ東リアライブ 編集部