いきなり4回8Kの奪三振ショー ドジャース同僚が山本由伸の復帰に喜び「かなり驚き。これまで以上の出来だ」「ヨシが戻ってきてうれしい」

写真拡大 (全2枚)

まずは4回をしっかり投げた山本。ポストシーズンへ向けて調整を進める(C)Getty Images

 圧巻の投球にチームメイトも驚きを隠せない。

 現地時間9月10日(日本時間11日)、右肩腱板損傷で戦線離脱していた山本由伸は、本拠地カブス戦で約3か月ぶりの先発マウンドに上がり、4回4安打8奪三振1失点と快投。チームは降板後の8回に一挙5点を奪われ、3-6でまさかの逆転負けを喫するも、復帰初戦の日本人ルーキーがいきなり“奪三振ショー”で存在感を示した。

【動画】メジャー復帰戦で堂々のピッチング!山本由伸が奪三振ショー

 この素晴らしいピッチング内容には、ドジャースの同僚も賛辞を惜しまない。試合後、捕手オースティン・バーンズは、「速球、カーブ、スプリットのすべてが良い。かなり驚きだ」と今夜のパフォーマンスを絶賛。「彼が復帰してどうなるのかわからなかったけど、これまで以上の出来だと思う」と高い評価を下している。

 その後も、「(チームにとって)大きな後押しだ。彼は本当にいい投手」と続け、「復帰してまだそれほど準備が整っているわけでもないのに、彼らしい見事な投球だ」と称賛の言葉を並べたバーンズ。「彼がそこにいるだけでチーム全体が盛り上がった。まだまだ期待している」と今後の戦いに向けても大きな期待を注いでいた。

 さらに内野手マックス・マンシーは、「ヨシが戻ってきてくれるのはうれしい。彼がいなくて寂しかったし、帰ってくるのを見れてよかった」と復帰を歓迎。「彼の投球はかなりシャープだ。球速、精度ともに十分だった。この先、僕らにとっては、本当に大きな存在だろう」と26歳の日本人右腕に厚い信頼を寄せている。

 ついに復活の狼煙を上げた山本。はたして残りのシーズンは、どのような投球が見られるだろうか。今後の活躍も楽しみでならない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]