ドジャース・大谷翔平

写真拡大

 「ドジャース−カブス」(9日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手は初回の第1打席で変化球攻めに苦しみ、遊飛に倒れた。

 先発のビューラーがいきなりカブスのベリンジャーに先制2ランを浴びるなど、3点のリードを許した中で迎えた第1打席。右腕・ヘンドリクスとの対戦となり、初球の変化球を豪快に空振り。2球目のチェンジアップには体勢を崩されてファウルとなり、追い込まれた。

 それでも3球目のカーブを見極め、4球目のカーブもファウル。直後にやや腰を気にするしぐさを見せ、最後は外角の変化球を右手一本で当てたが遊飛に倒れた。フォーシームは1球もなく、すべて変化球で打ち取られてしまった形だ。

 前日のガーディアンズ戦で特大の46号アーチを放ち、「46本塁打−46盗塁」を達成した大谷。21年にマークした自己最多本塁打記録に並び、安打数と打点で自己記録を更新した。さらに通算本塁打を217本とし、韓国出身の秋信守が持つ218本のアジア選手記録にあと1本と迫った。

 試合後には記録について「あまり意識はしないようにしている。それよよりは、自分のいい感覚の打席を増やしたい。走塁では行ける時にしっかり進塁できれば。それが盗塁じゃなく、タッチアップだとしても進塁する意識は持ちたい」と語っていた。