FC東京の仲川輝人【写真:徳原隆元】

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仲川輝人が奮闘もFC東京は敗戦…台風の影響で移動困難の事態

 FC東京は8月31日、J1リーグ第29節サンフレッチェ広島戦をアウェーで戦い2-3の敗戦となった。

 試合後に涙を流すFW仲川輝人の姿がカメラに捉えられ、大きな反響を呼んでいる。

 FC東京は29日の昼過ぎに広島へ出発も、台風10号の接近により新幹線が運転見合わせに。車内で長時間の“缶詰め”状態を余儀なくされた。静岡で宿泊後、一旦帰京。試合の開催が濃厚だったため、チームは試合当日に航空便で近県の空港に到着した。

 移動の負担がかかったなかで迎えた広島戦。当然疲労もあったが、0-3の劣勢から終盤に2点を返す猛攻を見せた。あと一歩、勝ち点には届かなかったFC東京。反撃の2点目を演出した仲川は、試合後に涙を拭う一面を見せた。

 中継したスポーツチャンネル「DAZN」でもそのシーンは注目され、SNS上でも「心撃たれる」「背負わせ過ぎなんじゃないか?」「何があった?」「感情を露わにするのは珍しい」「テルを泣かすな」「こんなに悔しさを表したの初めて見た」「この涙を忘れない」といった声が集まり反響を呼ぶ。

 対戦した広島サポーターは試合前、スタンドへ挨拶に来たアウェーチームを拍手で出迎えていた。また敗戦後、健闘した選手たちへFC東京サポーターがチャントを送る様子や、足を運んだFC東京サポーターへ広島の選手たちも挨拶する姿など、ゲームを通して“ノーサイド”の光景が広がっていた。(FOOTBALL ZONE編集部)