パリ・パラリンピックのテスト大会に臨むトライアスロンの選手(2023年8月19日撮影、資料写真)。(c)Emmanuel DUNAND / AFP

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【AFP=時事】パリ・パラリンピックの大会組織委員会は29日、荒天によるセーヌ(Seine)川の水質汚染が懸念されるとして、全てのトライアスロン競技を9月1日にまとめて実施すると発表した。

 トライアスロン競技は当初同月1日と2日の計2日間にわたって行われるはずだったが、今後数日間における天気予報の「高い不確実性」を理由に、2日の予定が前倒しされることになった。

 この予定変更は、統括団体の世界トライアスロン(World Triathlon)と大会組織委員会、そしてセーヌ川の水質を監視するフランス関係当局との会合を受けて決定した。

 セーヌ川の水質問題はパリ五輪のトライアスロンと水泳オープンウオーター(OWS)でも混乱を引き起こしており、豪雨による高レベルの汚染でいくつかの練習セッションが中止された。

 パラリンピックでは29日の練習セッションが「成功」している中、大会組織委員会と世界トライアスロンは「引き続き毎日、水質と水流の監視を行っていく」としている。

【翻訳編集】AFPBB News

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