「過剰反応すぎないか」「普通の会社なら...」漫画家・倉田真由美氏、「男性の体臭」批判で女性アナ契約解除に疑問
漫画家・倉田真由美氏(53)が2024年8月12日、男性の体臭に関する投稿で所属事務所から契約を解消されたフリーアナウンサーの川口ゆり氏(29)についてXで言及した。
「特定の個人を指したわけでもないのに解雇って...」
川口氏をめぐっては、8日に「ご事情あるなら本当にごめんなさいなんだけど、夏場の男性の匂いや不摂生してる方特有の体臭が苦手すぎる」などとXに投稿。「男性」への苦言などが波紋を広げていた。なお、この投稿は既に削除されている。
川口氏が所属していたアナウンス事務所VOICEは11日、川口氏の投稿について「異性の名誉を毀損する不適切な投稿行為が認められた」と説明し、契約を解消。川口氏も同日、「この度は私の不用意な発言で不快にさせ、傷つけてしまった方が多くいたこと、大変反省しております」と謝罪した。
倉田さんは「『夏場の男性の匂いが苦手』で女性アナウンサーが事務所解雇か。匂いってデリケートな問題だからやや配慮を欠いた発言ではあるが、特定の個人を指したわけでもないのに解雇ってちょっと過剰反応すぎないか」と対応を疑問視。さらに、「普通の会社なら、これで社員を首にすることは不可能だと思うが。言論の自由は基本的に憲法で保障されている。誹謗中傷、名誉毀損との境目はある程度明確にしないと、言いたいことが言えない時代になる」と警鐘を鳴らした。
「#川口ゆりさんの解雇に抗議します」
続く投稿では「ある種の男性の言説で度々見る『女は論理的思考ができないから苦手』なんかも、女性に対する名誉毀損になっちゃうの?勿論私はこの言説には反論するけど、その男性が職を失っちゃうのはやり過ぎと思う」と首をひねった。
これらの投稿に対しては、「まったくその通り」「ホワイト社会へ進んでるからどんどんこの様な事増えてくるよ」「解雇と契約解除って全くハードル違うから混同するのはおかしい気がする」「解雇は行きすぎよねぇ...」といったコメントが寄せられている。
契約解除は「理解不可能」「おかしい」という声がXでは多数見受けられ、「#川口ゆりさんの解雇に抗議します」というハッシュタグをつけて投稿する人もいる。