とちぎテレビ

7月に行われた小山市長選挙で、新人との一騎打ちを制して2回目の当選を果たした浅野正富市長が31日、2期目の初登庁しました。

午前9時30分ごろ、小山市役所の庁舎前には市の職員や市民などおよそ200人が集まり、2期目をスタートさせた浅野正富市長を出迎えました。浅野市長は拍手に答えるように笑顔を見せ、職員から花束を受け取ると市民に呼びかけました。

(浅野市長)

「これから皆様の期待に沿えるよう、しっかりと4年間市政に取り組んでまいります」

浅野市長は「2期目で取り組むこと」について記者団から問われると、まず子育て支援の一元化へ向けて子どもや家庭に関する分野を、教育委員会へ移管する最終的な検討を進めると話しました。また、農村の人口減少については地元住民との話し合いをして共通意識を持った上で打開策や空き家対策を進めていきたいとしました。

このほか、小山駅前にある商業施設・ロブレの存廃についての方針、市文化センターの建設候補地を今年度中を目安に決定すること、さらに放課後の子どもたちの居場所の確保に力を入れていきたいとしました。

(浅野市長)

「田園環境都市おやまのまちづくりもビジョンづくりの終盤に入ってきて、来年以降はそれに基づくまちづくりになる。いままで積み重ねてきたものを、さらに積み重ねていかなければならない時期になった」

続いて行われた初登庁式で浅野市長は、管理職の職員およそ40人を前に「地方における行政は『住民自治』、住民の意思と責任のもとに行わなければならない。職員も市民と同じ目線に立って自分も市政の主役という意識で職務にあたってほしい」と訓示しました。