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河村は海外メディアの問いに「ファウルはなかったと思う」と答えた(C)Getty Images

 バスケットボール男子1次リーグB組が現地時間7月30日に行われ、世界ランク26位の日本代表は開催国のフランス代表(世界ランク9位)と対戦し、延長戦の死闘の末に惜しくも90-94で敗れた。

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 この試合、問題のシーンが起きた。日本は残り16秒で4点リードを奪ったものの、残り10秒でフランスのマシュー・ストラゼルに3点シュートを決められたが、そこで接触したとして河村勇輝がファウルを取られる。これによって得たフリースローで84-84の同点となり、延長戦に突入した。

 海外メディア『BasketNews』のドナタス・アーボナス記者は記事の中で「ソーシャルメディアでは、これが本当にファウルだったのかどうかについて議論が巻き起こった。バスケットニュースは、この物議を醸したプレーについて日本代表の選手と監督の意見を求めた」と紹介している。

 河村は同メディアの取材に「ファウルはなかったと思う」とコメントしたが、「ストラゼルは優れたシューターで、あれは難しいシュートだった。彼はそれを決めた」と付け加えたという。

 渡邊雄太は「もちろん、我々はファウルしないように努めた。相手がスリーポイントを決めても、私たちはまだ1点リードだから」とし、「河村は素晴らしいプレーをしたと思う、彼や誰かを責めるつもりはない」とコメントしている。

 また、ホーバス監督は「彼の背中が私の方を向いていたので、接触があったかどうかはよく見えなかった」と答え、「ストラゼルは素晴らしいシュートを決めた」と相手を称えたという。

 指揮官は「よく見えなかった」と、問題のプレーに関しては明言を避けた。しかし、あと一歩で大金星を逃しただけに、日本にとっては悔しい敗戦となった。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]