とちぎテレビ

仕事を求める人1人に対しどれだけの仕事があるかを示す、栃木県内の6月の有効求人倍率は1.12倍で、前の月をわずかに下回りました。

栃木労働局によりますと、県内の6月の有効求人倍率は1.12倍で、前の月より0.01ポイント下回りました。「雇用情勢は持ち直しの動きに足踏みがみられ、今後も物価上昇などが雇用に与える影響に留意する必要がある」としています。また、雇用の先ぶれを示す、新規の求人倍率は2.02倍で、前の月を0.04ポイント下回りました。

主な産業別の新規の求人を見てみますと、生活関連サービス業・娯楽業が、前の年の同じ月と比べて7・5%増加して、2カ月ぶりに前の年を上回りました。大規模プール施設の監視員などの大量求人や、活発なレジャー需要を背景に、ゴルフ場やキャンプ場などの求人が増加したということです。一方で、前の年に比べて製造業が15カ月連続、建設業と卸売業・小売業は2カ月連続で減少となりました。