開会式のオープニングVTRに出演したジダン。(C)Getty Images

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 パリ五輪の開会式が現地7月26日に行なわれている。

 オープニングVTRでは、フランス代表のレジェンド、ジネディーヌ・ジダンが登場。開会式の場所を間違えた男からトーチを託されるというストーリー。フランスメディア『RMCスポーツ』が「ジネディーヌ・ジダン、ジェームズ・ボンド風のシークエンスでショーを盛り上げる」と題した記事で、次のように伝える。

「誰もいないスタッド・ドゥ・フランスで、戸惑うジャメル・デブーズの前にコスチュームを着た“ジムデン・ジムダン”が現われた。オリンピックの炎を掴んだ後、1960年代のパリのジャック・ドゥミの舞台で、ジェームズ・ボンドのように車を飛び越えたり、カフェのテラスの間でスラロームしたりするシーンは映画の冒頭を彷彿とさせる。それからジズーは(不正行為なしで!)地下鉄の駅に向かい、電車に乗り込んだ」
【画像】トーチを託され、電車に乗り込むジダン
 その電車は発車してすぐに故障。ジダンを追いかけていた子どもたちがトーチを受け取り、式典会場のトロカデロ広場まで運んでいく。

 演技も様になっていたジダン。『RMCスポーツ』は「トーマス・ジョリーが演出するXXLショーの最初の注目すべきスポーツ選手として、歴史に残ることになるだろう。元サッカー選手は実際、選手団がセーヌ川でパレードする前に、世界中に放送された映像の主人公だった」と記す。

 SNS上でも「素晴らしい」「アメイジング」「レジェンドだ」「カリスマ・ア・ラ・ZZ」など称賛のコメントが見られたほか、ジダンが電車に乗る場面では切符を購入していたことから、「4ユーロの切符を買った」「聖火ランナーとしてのルートをパリ公共交通局に妨害される。さすがパリ」「地下鉄の切符は4ユーロになりますよ、ムッシュ・ジダン」という声も見られた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部