「ULT WEAR」

ソニーは、アリーナの最前列にいるような重低音を楽しめる新シリーズ「ULT POWER SOUND(アルトパワーサウンド)」より、ノイズキャンセリング対応のワイヤレスヘッドフォン「ULT WEAR」と、コンパクトなポータブルBluetoothスピーカー「ULT FIELD 1」を、4月26日に発売した。いずれも価格はオープンプライスで、店頭予想価格はULT WEARが33,000円前後、ULT FIELD 1が20,000円前後。

なお、発表済みのULT POWER SOUND製品としては、より大型でカラオケも楽しめるBluetoothスピーカー「ULT FIELD 7」があるが、こちらは5月24日発売予定。店頭予想価格は66,000円前後。

低音の表現が特徴的な昨今の音楽トレンドを背景に「迫力のある重低音を体感できるスピーカーやヘッドフォンを検討している音楽ファンにとって、新たな選択肢となる」というシリーズで、どちらも重低音を増強する専用ボタン「ULTボタン」を搭載しているのが特長。

ULT WEAR

左ハウジングに「ULTボタン」を搭載

ワイヤレスヘッドフォンのULT WEARは、ULT1、ULT2、OFFの3段階のサウンドモードが用意されており、ULT2では「ソニー史上最高の重低音体感」ができるという。ドライバーは専用設計の40mm径ダイナミック型で、振動板のハイコンプライアンス化により、迫力のある低音域再生とクリアな中高域再生を実現している。

ソニーのヘッドフォン最上位モデル「WH-1000XM5」にも搭載されている統合プロセッサーV1を重低音モデルで初めて採用。チップの処理能力が向上したことで、特に低遅延での処理が必要な高音域で、ノイズキャンセリング性能も向上している。

Bluetooth 5.2準拠で、コーデックはSBCとAAC、LDACをサポート。なお、ハイレゾには非対応。WH-1000XM5同様の精度という装着検出機能も備える。連続再生時間はノイズキャンセリングON時で最大30時間、OFF時で最大50時間。急速充電に対応。

カラーバリエーションはブラック、オフホワイト、フォレストグレー。キャリングケースや有線接続用のケーブル、USBケーブルなどが付属する。

特設サイトでは、新世代アーティスト「紫 今」と「虎鷹」の楽曲で、ULT WEARのULTボタンを疑似体験できるコンテンツも公開中。

ULT FIELD 1

「ULT FIELD 1」

気軽に持ち歩けるコンパクトサイズながら、ダイナミックな重低音が楽しめるBluetoothスピーカー。サウンドモードはULT ONとOFFの2種類で、ULT ONでは低域とパワー感が強化されるという。

ボディに対してユニットサイズを最大化した約83×42mm径のウーファーと、約16mm径のツイーターを搭載した2ウェイ構成。低域を強化するデュアルパッシブラジエーター、DSP(デジタル・シグナル・プロセッサー)により、音に広がりを持たせる「Sound Diffusion Processor」も搭載する。

Bluetooth 5.3準拠で、コーデックはSBCとAACをサポート。連続再生時間は約12時間。

筐体は防水防塵・防錆仕様

縦置き・横置きの両方で使用できる

筐体はIP67の防水防塵仕様で、防錆性能も備えており、お風呂やビーチなどのアウトドアでも利用可能。落下の衝撃にも強いショッププルーフ仕様で、使用中のうっかりした落下時にも安心だという。

マルチウェイストラップ

縦置き・横置きの両方に対応したマルチレイアウト仕様。着脱可能なマルチウェイストラップが付属しており、置き場がない場合でも吊るして音楽を楽しめる。

マイク内蔵でハンズフリー通話ができるほか、2台をつなげてのステレオ再生も可能。カラーバリエーションはブラック、オフホワイト、フォレストグレー、オレンジの4色。