業務スーパーで販売されている『牛もつ鍋 醤油味』。具材とつゆがセットになった冷凍もつ鍋です。

もつの種類はシマチョウ(牛の大腸)で、独特の弾力食感とこってりした脂の旨みが全開。やや塩辛い味付けが好みを分けるものの、ご褒美感高めの一品ですよ。



『牛もつ鍋 醤油味』は業務スーパーでは473円(税込、税抜438円)で販売中。内容量は350g、もつ・野菜・たれの3袋セットになっています。製造・販売はアオノミートファクトリーです。

コスパ(単価)は100gあたり約135円。冷凍もつ鍋は一般スーパーだと200円/100g程度するので、十分手頃な部類に入ります。

ちなみに『牛もつ鍋 味噌味』(365g・473円・約130円/100g)という姉妹品も販売されています。ほぼ同容量・同価格なので、好みで選んでOKですね。

冷凍状態のままシマチョウ・野菜(キャベツとニラ)・たれを鍋に入れ、水300mlを加えます。火にかけて沸騰したら、10分ほど煮込んで完成です。

野菜の食感を残したい場合、シマチョウだけ7〜8分ほど煮込んだあとに野菜を後入れするのがよいかと。ちなみにシマチョウは下処理済み。アク取り不要なのが嬉しいところです。

小型の土鍋でも作りやすい、1〜2人前の食べきりボリュームです。

つゆは醤油ベースにホタテと昆布のだしを加えた素直な旨辛系。そこにシマチョウの脂が溶け出して、こってり甘旨い風味に仕上がっています。

やや重たい脂っこさですが、ギトギトというほどではありません。唐辛子のピリ辛感と相まって、食欲をそそる程よい濃厚感。お酒との相性もばっちりです。

それより気になるのは塩気の強さ。醤油やモツの旨みとは別に、やけに塩分が立ってます。塩辛く感じた場合、規定より多めの水量(500mlぐらい)で作って調整するとよさそうです。

だしが染みてくったりしたキャベツとニラ、その香味に引き立てられたシマチョウの味は言うことなし。皮(腸壁)まで柔らかめのグニグニした歯ごたえで、食べやすいタイプです。

余った汁にご飯を入れて雑炊にしても美味ですし、シンプルな取り合わせながらご褒美感は十二分。下処理の手間なく気軽に楽しめるモツ鍋として、価格以上の嬉しさがある一品ですよ。

カロリーもチェックしておきましょう。

『牛もつ鍋 醤油味』は100gあたり243kcal(炭水化物 14.5g、食塩相当量 8.3g)。やはり塩分がかなりきつい数値なので、その点にだけ注意していただきましょう。