業務スーパーで販売されている『ジャックフルーツ』をご存じでしょうか。

ジャックフルーツ(Jackfruit)。パラミツとも呼ばれる南国フルーツの一種です。マンゴーやパパイヤを思わせる、ねっとり系の華やかな甘さ。匂いにクセがあるものの、独特の濃厚感がくせになる味わいですよ。



『ジャックフルーツ』は494円(税込、税抜458円)で販売中。内容量は500g。神戸物産がベトナムから輸入・販売するプライベートブランド品。

一般スーパーではまず見かけないジャックフルーツ。聞き慣れない果物ですよね。東南アジアなどで栽培されているパンノキ属の常緑樹で、その幹からドリアンに似た巨大な果実が生えてくるのだとか。

本品は皮と種を除去してカットし、果肉だけの状態で冷凍されたもの。気軽に試せるパッケージとなっています。

これといった下処理は必要なし。冷凍状態のままフローズンフルーツとして食べられます。解凍する場合は冷蔵庫に1〜2時間ほど置けばOK。

解凍すると独特のツンとくる匂いが漂います。ドリアンのような強烈さではないものの、冷蔵庫に入れておくと他の食材にも移りかねない、ムワッと広がる甘い香りです。最初は冷凍のまま試すのが無難かもしれません。

丸まった肉厚の果肉は、解凍すると平らに広げられます。5cm×8cm程度の大ぶりなサイズ。食べづらい場合は細かく刻んでもよいかと。

マンゴーのような華やかな甘さをベースに、メロンにも近い特有の芳香が広がる味わい。表面の口当たりはねっとりしつつも、柔らかすぎないシャクっとした歯ごたえがあります。

果汁が少ないのもあってか、最初はインパクトが強いわりに後味は穏やかに切れます。はじめて食べると香りがクセっぽくてきついけど、3〜4個食べると慣れてくる印象ですね。

冷凍状態だとより歯切れが良く、爽やかさが増します。ヨーグルトに入れるとさっぱりした風味にまとまり、さらに食べやすくなりますよ。

スムージーにするとクセが抜けてすっきりした印象に。ただし、甘さが弱くなりがちです。甘みを足す場合、主張が強すぎないバナナなどを加えるのが相性的におすすめですね。

完全解凍すると風味にやや鈍い重たさを感じますし、酸味が弱く甘さに寄ったバランスも好みを選ぶかも。慣れれば個性的な濃厚テイストを楽しめるので、南国フルーツ好きの方なら十分に試す価値がある一品ですよ。

一応カロリーも確認しておきましょう。

『ジャックフルーツ』は100gあたり94kcal(脂質 0.3g、炭水化物 21.4g)。だいたい4個で100gになります。召し上がる際の参考にどうぞ。