マーベル映画のやり方に「気が滅入った、降板も考えた」と出演者 ─ 『ブラック・ウィドウ』再撮影にドレイコフ役が苦言
(MCU)映画『ブラック・ウィドウ』(2021)でヴィランのドレイコフを演じたレイ・ウィンストンが撮影時を振り返り、「気が滅入る」ような経験だったと語っている。いったいなぜなのか。
『ブラック・ウィドウ』は、ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウの知られざる過去に迫った1作。謎多きブラック・ウィドウが擬似家族のもとで育ったことや、暗殺者集団を擁する訓練施設レッドルームに在籍していたことが明かされた。
レッドルームの支配者であったドレイコフを演じたのは、『セクシー・ビースト』(2000)や『ベオウルフ/呪われし勇者』(2007)などで知られるレイ・ウィンストン。劇中では鬼気迫る演技を見せていたが、このたび英ではマーベル・スタジオの“やり方”に不満を漏らしている。
「再撮影が行われるまでは問題なかったんです。それからプロデューサーの何人かがやって来て、あなたの演技はトゥーマッチだの、強すぎるだのと言うわけです。それがマーベルのやり方なんです。素晴らしい仕事をしたと感じているのに、そうされると気が滅入ってしまいますよ。」
降板も考えたそうだ。「実際にこう言いました」と続けるウィンストン、「僕にとってはもうおしまいだ、リキャストした方がいい」と製作サイドに伝えたそうだ。完成も間近というタイミングで願い叶わず、再撮影に挑んだという。「結局は契約ですので、もう一度演じることになりました。そうしなかったら、裁判所行きですからね」。
“それがマーベルのやり方だ”と語気を強めたウィンストンだが、演者と製作側の衝突が起こるのはマーベル・スタジオに限ったことではないだろう。それはウィンストンも承知のことかもしれないが、当時は「タマを蹴られている気分」だったのだという。
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