裏金事件を受け「自民党」が派閥に代わり党本部で議員教育活動 3月から開始する方針
自民党は派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、派閥に代わり党本部として中堅や若手への議員教育活動を来月(3月)開始する方針を固めました。
これは関係者が明らかにしたもので、人材養成の党内組織「中央政治大学院」を強化し、政策講義を定例開催します。
新たな政策講義は「国家観、歴史観を学び、政治家としての土台をつくる」と目標を掲げていて、選挙活動のノウハウも伝達します。
派閥が毎週木曜に集まったように定例化し、衆議院の当選4回以下、参議院の当選2回以下の200人ほどに呼びかけるほか、落選中の元職や新人の選挙区支部長の参加も視野に入れます。
派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、自民党の6つの派閥のうち4派が解散方針を決めていて、穴埋めを狙うとしています。
一方で麻生派と茂木派は政策集団として集まりを維持する意向で、派閥の解消を前提とする議員教育活動を党内に浸透させるのが課題となりそうです。