『ポツンと一軒家』捜索隊、圏外エリアの荒れた山道へ!「こ、これは気合を入れないとヤバい」

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日本各地の人里離れた場所になぜだかポツンと存在する一軒家と、そこに住まう人物の人生にも迫っていく番組『ポツンと一軒家』。

2月11日(日)は、ゲストに笹野高史と鈴木砂羽を迎えて放送される。

山口県の瀬戸内海側の深い山の中でポツンと一軒家を発見。

周囲をぐるりと深い森に囲まれた小さな敷地に二棟の建物が確認できる。建物までの道は確認できるものの、突き当たりになっているようだ。

山を越えて大きな集落へと到着した捜索隊。家の軒先で荷物を運んでいる男性に衛星写真を確認してもらうと、「(普段は)山へ入ることもないので、ちょっとわからないですね」と苦笑い。

しかし、「(一軒家のある)山の入り口に酒屋さんがあるので、そこで聞いてもらったらわかると思いますよ」という情報を教えてもらう。

捜索隊は酒屋へと向かい、店主に衛星写真を確認してもらうと、「これは、藁ぶき屋根の家じゃないかな? 70歳くらいの男性がお一人で暮らしていると思います」とのこと。

道のりを確認すると、山道の途中からは携帯電話が繋がらない圏外エリアとなり、家の前までは車で行けないため、途中からは徒歩で向かうのだという。

厳しい道のりを覚悟した捜索隊は意を決して集落を後にする。集落から山道へと入ると、その先には山あいに伸びていく細い一本道だけが延々と続いている。

道は進むごとに狭く、暗くなっていく。荒れた急斜面の山道は左右にも傾いており、車を傾けながらの走行に「こ、これは気合を入れないとヤバいです!」と山道の運転に慣れた捜索隊も四苦八苦する。

その先、狭い駐車スペースらしき場所で車を降りると、そこから一軒家を確認。徒歩で向かうと、森の中に赤いトタンをかぶせた屋根の一軒家が姿を現す。

迎えてくれたのは71歳の男性。「自宅は麓の市街地にあって、家族とそこで暮らしているんですが、この空き家になった実家を管理するために週の半分はここで寝泊まりしています」と話す。

男性が生まれ育った生家だという立派な藁ぶきの家。両親が亡くなった後、空き家になった12年ほど前から「放っておくと、荒地(あれち)になってしまうから」と、通いはじめたそう。

大雪で屋根が落ち、建具も損壊していたが、「家が崩れるまでは通い続けようと思っています」という男性。捜索隊が話を聞いていくと、そこには思いがけない人生ストーリーがあった。