タモリ、“スポーツ×テレビ”の70年史に大感動!「テレビの中心は、やっぱりスポーツ」

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2月10日(土)、テレビ朝日開局65周年を記念した大型特番『タモリステーション』が放送される。

今回のテーマは「スポーツ×テレビ」。

テレビ放送がスタートして70年――テレビは数多の名勝負を伝えてきたが、番組では“テレビが見つめた決定的瞬間”の数々を貴重な証言をもとに徹底解剖。

当時の関係者や選手本人への独自取材により、名場面のウラ側にあった真実を明らかにしていく。

スタジオゲストには、日本サッカー協会相談役/日本トップリーグ連携機構会長の川淵三郎氏、“侍ジャパン”前監督で北海道日本ハムチーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)の栗山英樹氏、トリノ五輪フィギュアスケート女子金メダリストの荒川静香氏、新日本プロレス代表取締役社長兼プロレスラーの棚橋弘至氏を迎え、激動のスポーツ史について熱く語り合う。

◆時代を彩ったヒーローたちの躍動を振り返る!

番組では、「スポーツ×テレビ」の歴史を時代ごとにひもといていく。

テレビの黎明期には格闘技が一大ブームを巻き起こしたが、そんななか、世界14億人が興奮し、38.8パーセントという視聴率を記録した試合があった。

それが、1976年6月に行われた「格闘技世界一決定戦 アントニオ猪木×モハメド・アリ」。

世界の注目を集めたこの異種格闘技戦のウラ側には、驚くべきルールが存在していた。関係者の証言によって今、浮かび上がる真実とは?

巨人軍が圧倒的人気を誇っていた1988年、30.9パーセントという驚異的な視聴率を記録したパ・リーグの試合にもスポットを当てる。

その一戦こそが、「ロッテ×近鉄」川崎球場の死闘。テレビ朝日が番組を変更してまで急きょ生放送した伝説の中継とは?

また、FIFAワールドカップ3大会に連続出場し日本代表をけん引した不世出の天才・中田英寿氏が日本サッカーにもたらしたものは何か?

かつて日本代表監督として中田と苦楽をともにしたジーコ氏が中田の“スゴさ”を証言する。

◆羽生結弦の最新独占インタビュー公開!

さらに、2015年、フィギュアグランプリファイナルで男子シングル史上初となる3連覇を達成した羽生結弦の“伝説”にもスポットを当てる。

このとき、羽生は2週間前にNHK杯で叩きだした自身の世界最高得点を上回る330点超えの圧巻の演技を披露した。番組では、この“神演技”についてあらためて羽生にインタビュー。

「懐かしいな…緊張してるな…」――当時の映像を振り返り、思わずつぶやいた羽生。自身が打ち立てた“伝説”について、今の羽生は何を思い、何を語るのか?

そんな羽生のレガシーを受け継ぐ現世界王者・宇野昌磨選手や、アテネ北京2大会連続2冠の偉業を成し遂げた競泳・北島康介氏らにもインタビューするほか、昨年のWBC、バスケットボール日本代表まで歴代のスポーツ名場面をたどっていく。

また、ドジャース・大谷翔平選手の最新情報を伝えるほか、2024年のスポーツ界も展望。

大谷の今シーズンについて、栗山氏は「今季はあれだけの年俸をもらった責任とファンが楽しみにしているということで、違ったプレッシャーがかかるプレーになってくる」としながらも、ホームランについては「みなさんが想像するように、50本前後の数字は打つと思う。でも僕は“大谷選手、漫画を超えたね”といわれるような(もっと凄い)数字を信じています」と熱い期待を語る。

◆タモリ、歴代の名場面に「興奮したね!」

今回、テレビ黎明期から現在までスポーツの感動シーンを振り返ったタモリは、

「いやぁ興奮しましたね。テレビの中心にあったのは、やっぱりスポーツですね。今、起きていることを世界中で同時に視聴できるという、テレビの本質こそがスポーツに向いているんですよね。そして、スポーツは筋書きがないからこそおもしろい!」

と、高揚しながらも冷静に“スポーツ×テレビ”の関係性を分析。同時に、

「スポーツの“景色”は昔と今とでは、まったく違いますね。今の若い世代は普通のことのように思っているでしょうが、僕らの世代はスポーツで世界に通用するなんて夢のまた夢でした。“憧れるのをやめましょう”という大谷翔平選手の名言がありますが、いまや大谷選手がアメリカの人々から憧れられています。これは、我々の世代から考えるとスゴイことです」

と、大谷選手をはじめ世界の強豪と互角に戦う日本人選手たちをたたえる。

そして、世界中が注目する大谷選手については「期待したいのはやまやまですが、期待が大きすぎると本人も辛いでしょうし、ただベストを尽くしてくださればそれでいい。おそらく来シーズン、マウンドに復帰して二刀流復活すると思いますが、どう変わったのか、そこは見てみたいですね」と、その未来にエールを送っている。