山梨県甲府市で3年前、2人が殺害され、住宅も放火された事件で死刑判決が言い渡された当時19歳の被告。弁護士が2月1日に行った控訴を被告本人が取り下げたことが関係者への取材で分かった。これで被告の死刑が確定した。NHKニュースが報じた。

当時、19歳だった被告は一方的に好意を寄せていた女性が暮らす市内の住宅に侵入し、50代の両親を殺害したほか住宅を全焼させたなどとして殺人や放火などの罪に問われた。

甲府地方裁判所は1月18日の判決で「19歳という年齢を最大限考慮しても、刑事責任の重大性や、更生の可能性の低さから死刑を回避する事情にはならない」として死刑を言い渡した。

被告の弁護士は判決を不服とし、2月1日に東京高等裁判所に控訴していたが、被告本人が2日朝に控訴を取り下げたことが関係者への取材で分かった。

これにより被告の死刑が確定した。

死刑判決の当時19歳被告 控訴取り下げで死刑確定 甲府(NHKニュース)