オーサムストア看板

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 (株)リテールトランスフォーメーション(資本金100万円、東京都港区三田3-13-16、登記面=東京都千代田区大手町1-6-1、代表藤川快之氏)は、1月16日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全・監督命令を受けた。

 申請代理人は仁瓶善太郎弁護士(アンダーソン・毛利・友常法律事務所外国法共同事業、東京都千代田区大手町1-1-1)。監督委員には衞本豊樹弁護士(渥美坂井法律事務所・外国法共同事業、東京都千代田区内幸町2−2−2)が選任されている。

 当社は、2023年(令和5年)4月に設立。原宿発祥のライフスタイルショップ「AWESOME STORE(オーサムストア)」事業を展開していたオーサム(株)(TDB企業コード:988276725、東京都渋谷区)が2023年5月に東京地裁へ自己破産を申請(負債約52億2000万円)、(株)ゴードン・ブラザーズ・ジャパンがスポンサーとなり、オーサムの事業を引き継いで首都圏を中心に全国の商業施設や、駅ビルなどに57店舗を展開していた。

 しかし、オーサム社の事業譲渡については、債務を承継しない形での運営となっていたが、事業譲受後も、営業赤字を計上するなど厳しい運営を余儀なくされ、自力での再建を断念し、今回の措置となった。

 負債は債権者約75名に対して約6億7000万円。

 なお、現在運営している店舗については、スポンサー候補を模索しつつ、閉店セールなどを実施することを検討している。また、EC事業については事業を継続し、スポンサーを模索していく予定。