「どこを見ていればいいですか?」藤ゆみあ、全国高校サッカー選手権大会応援マネージャーの初仕事は「不安でいっぱいでした」
全国高校サッカー選手権大会第19代応援マネージャー
藤粼ゆみあインタビュー
12月28日に開幕する第102回全国高校サッカー選手権大会。その19代目の応援マネージャーを務める藤粼ゆみあさんにインタビュー。高校サッカーへの想いや印象、大会への意気込みを語ってもらった。
【選手のみなさんは一瞬、一瞬を生きている】――今回、19代目の全国高校サッカー選手権大会応援マネージャーに就任されましたが、今の心境を教えてください。
組み合わせ抽選会でも感じたのですが、全力で頑張る高校生を目の当たりにして、また全国に向けて練習を頑張る高校生の姿を思い描いたら、私もそれに向けてより一層頑張ろうと思えましたし、しっかりと応援したいなと思いました。
全国高校サッカー選手権大会の19代目の応援マネージャーを務める藤粼ゆみあさん photo by Tatematsu Naozumi
――応援マネージャーも19代まで続いていて、過去多くの俳優さんたちが務めてきました。藤粼さんも先輩の方々に続いていきたいという思いはありますか?
もちろんです! みなさんがしっかりと応援マネージャーというものを受け継いでくださったように、私もその役目をしっかりと果たして、選手のみなさんを応援していくことで私自身の次の活動にも繋げられるものにしたいと思っています。
――地区大会の決勝などを観戦されたと思いますが、高校サッカーのイメージはどのように感じていますか?
今回、茨城県と東京都の決勝を観戦させていただいたのですが、高校サッカーの選手のみなさんは、一瞬、一瞬を生きているなと感じました。一生に一度しかないかもしれない選手権という大舞台で、これまで頑張ってきたものを全力で出しきる。私にはその姿がとても輝いて見えました。
【高校サッカーの魅力を実感】――東京都の決勝が行なわれた味の素フィールド西が丘は、専用スタジアムなのでグラウンドと観客席が近くて、選手たちの迫力とか緊張感をすごく間近に感じられたんじゃないですか?
前半45分があっという間に過ぎてしまって、笛がなった時は「え、もう終わり!?」とびっくりしました。それだけ選手のみなさんが一生懸命走っている姿とか、応援席の熱量がすごくて、点が入った時は気持ちが入りすぎて思わず立ち上がっちゃいました。ああやって、みんなで喜びを共有して盛り上がれるってすごく楽しいし、高校サッカーの魅力だなと思います。
――応援もすごいですよね。応援団の人たちを見て感じるものはありました?
改めて応援ってすごいなと思いました。私も以前、姉の部活の応援に行ったことがあるんですけど応援席側だったので、今回応援団をちゃんと見たのが初めてでした。反対側で見ていた私のところにまで応援が届いていて感激しましたね。
勝敗がついたあとに勝ったチームが、負けた応援団のところへ挨拶に行ったら「最後まで頑張れよ!」「絶対勝てよ!」といったエールを負けたほうの応援団の人たちが送っていて、それがすごく素敵で、一緒に決勝戦を戦ったチーム同士の一体感を感じました。
――藤粼さんは部活動の経験がないそうですが、部活動への憧れはありますか?
とてもありますね! これまで部活動の楽しさをあまり考えたことはなかったんですけど、今回のみなさんの姿を見ていると、チームのみんなで頑張るんだという思いを共有しながらやってきたのがよくわかって、「ああいう高校生活いいなあ」って羨ましく思います。
【国立競技場では胸を張って歩きたい】――抽選会の放送にも出演されましたが、応援マネージャーの仕事はいかがですか?
抽選会が応援マネージャーとして初めてのお仕事だったんですが、不安でいっぱいでした。生放送も初めてでしたし、今までカメラを見て話すということがなかったので、一緒に出演されていた城彰二さんに「どこを見ていればいいですか?」と聞いたりしていました(笑)。
――開幕戦のカードに藤粼さんの地元の広島県代表の広島国際学院高校が決まりましたね。
「まさか!」と思いましたね。開幕戦になったら面白いなと思っていましたけど、本当に来るとは思っていなかったのでびっくりしました。広島国際学院もそうですが、対戦相手の早稲田実業も初出場で、常連校ばかりではないというのも高校サッカーならではの楽しみだと思います。初出場同士の対戦が実現して、また新たな歴史が生まれるんだなと思うと、ワクワクしますね。
――その開幕戦がある開会式では、選手入場の先導をする大役も待っています。
すごく楽しみにしています! 国立競技場の中に立てることは、もうない機会だと思うのでしっかりと味わいたいですね。これから白熱した試合がたくさん繰り広げられると思うので、選手たちに負けないように、またそれを応援できるように私も胸を張って頑張って歩きたいと思います。
【主人公である選手たちを全力でサポート】――今大会のテーマが「ともに全力で」ということで、藤粼さんは今年から芸能活動を始められて、ドラマに出演されるなど大活躍だったと思います。一年を振り返って、藤粼さんが全力で取り組んできたのはどんなことですか?
やっぱり今年一番全力で取り組んできたのはドラマの撮影ですね。私の人生にとっての転機だと思います。初めてのドラマの撮影で、多くの人と作品を一緒に作るという体験も初めてでした。
共演者のみなさんが全力でその役に向き合っていたり、スタッフのみなさんが朝早くから夜遅くまで全力で準備をしてくださっている姿を見て、私ももっと頑張らなければいけないなと思いました。クランクアップした時は、またこんな素敵な方々と会えるように、次の仕事も頑張ろうと思えましたね。
――では最後に応援マネージャーとしての意気込みを聞かせてください。
全国高校サッカー選手権大会という大舞台の主人公である選手たちを全力でサポートできるように、たくさん声を出して、たくさん汗を流せるような、そんな応援マネージャーになれるように全力で頑張ります!
藤粼ゆみあ
ふじさき・ゆみあ/2008年2月16日生まれ、広島県出身。2023年、日本テレビ系7月期土曜ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』に阿久津由利役で出演。第102回全国高校サッカー選手権大会の19代目応援マネージャーに就任した。
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