エンゼルスからFAとなっている大谷翔平【写真:ロイター】

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1年目の2018年はメジャー最低年俸6100万円→2024年年俸101.4億円

 エンゼルスからFAとなっていた大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、ドジャースと10年総額7億ドル(約1014億円)の大型契約を結ぶことで合意したと発表した。メジャー史上最高額で北米スポーツ史上最高額。自身のインスタグラム、代理人のネズ・バレロ氏が発表した。

 これまでのメジャー史上最高額はエンゼルスで同僚だったマイク・トラウト外野手が2019年3月に結んだ12年総額4億2650万ドル(約618億円)。大きく上回ると同時に北米スポーツ史上最高額となった。

 年平均では年俸7000万ドル(約101億4000万円)でメジャー史上最高額となった。マックス・シャーザー投手(レンジャーズ)、ジャスティン・バーランダー投手(アストロズ)の年俸4333万3333ドル(約63億円)を大きく上回った。これまで大谷の最高年俸は2023年の3000万ドル(当時43億円)。マニー・マチャド内野手(パドレス)に並んで歴代25位タイだったが、一気にジャンプアップした。

 大谷は2017年オフにメジャー挑戦。2018年は23歳でマイナー契約しか結ぶことができず、メジャー契約に切り替わっても最低保障の年俸54万5000ドル(当時6100万円)だった。2019年は65万ドル、2020年は70万ドルと大幅なアップはなかった。年俸調停権を得た2020年オフに2年850万ドル(当時8億9000万円)で合意し、2021年300万ドル(当時3億1000万円)、2022年550万ドル(当時5億7000万円)。2023年の3000万ドルは、年俸調停権を持った選手では史上最高額だった。昨季年俸から133%アップ。メジャー1年目の2018年から1万2744%アップとなった。

 メジャー最低年俸から7年でメジャー最高年俸選手となった。9月に右肘靱帯の手術を受け、来季は打者一本となるが、名実ともに世界一の選手として挑むこととなる。(Full-Count編集部)