今夏から仙台で戦う齋藤は大の風呂好き。「今日もこのインタビューがなければ行ってました」とその愛は本物だ。©VEGALTA SENDAI

写真拡大 (全2枚)

 齋藤学、33歳。ベガルタ仙台で新たな挑戦を始めた熟練アタッカーへのインタビューは、今回が最終回だ。ラストはピッチ外での素顔に迫る。

 このブロックで飛び出したサッカー界の戦友の数は実に10人。随所で結び付きの強さを感じた。

――◆――◆――

――まず、オフの日は何をしていますか?

「オフもそうだし、練習の後とかもそうなんですけど、身体をケアすることがすごく多いので、風呂に行っています。練習の後に時間があれば大体入っています。この前の休みには秋保温泉に行ってみました。あとは休みで時間があれば東京に行って、自分のパーソナルトレーナーの治療を受けたり。身体は人一倍気を遣っています。新幹線で1時間半とかなので、結構治療に行ったりはしていますね」

【動画】「そりゃあ良い選手だなって(笑)」プロ15年目の齋藤学が挙げたベストゲーム
 
――ベガルタ仙台に限らず、特に仲が良い選手はいますか?

「名古屋の丸山(祐市)と仲良しですね。あと米本(拓司)とか。同世代になっちゃいますね。それに阿部(浩之)君とか、フロンターレ勢。オフになって、阿部君とはよくご飯に行ったりするので、その時に下田北斗だったり、18、19、20年ぐらいにいたフロンターレの選手たちは結構会ったりしますね。新井章太や、この前は田中碧も来たし。一緒に飯行きましょうって。宮代大聖も僕は好きです。

 やっぱり、あの時にいた選手は映像を見たり、何かあったら連絡することもあるし。長野にいる原田(虹輝)とかね。『頑張ってるの?』みたいな。それこそグランパスで、この前ルヴァンでギリギリで点を取った吉田温紀とか。『お前、良い選手なんだからもっと頑張れよ』って連絡しました。ああいう出てなかった選手が、ああやって点を取ったりすると嬉しいです。なので、1番仲が良い選手は阿部、丸山、米本にしましょう」

――テレビ番組や映画、アニメは普段見ますか。特に好きな番組は?

「BLUE GIANT。あれ舞台が仙台なんですよね。BLUE GIANT好きなんですよ。あれは気持ちが出る。まあでも、色んなものを見ます。自己啓発や小説も読むし、漫画も映画も。色んなものを網羅しています」

――アニメでいえば以前、ポケモンのエンディングで『タイプ:ワイルド』が久々に流れた際、SNSで「懐かしい」とコメントしていましたね。

「本当に懐かしいですよ。フロンターレのイベントでポケモンの歌を歌っていたんですよ。ポケモン世代だから、『その歌懐かしい』って言ってたので。なんならマリノスの頃、ピカチュウと抱きついている写真を待ち受けにしていました。でも、ポケモンはそんなに知らないです。多分、ハチ(蜂須賀孝治)のほうが知ってます。ポケモンが大好きなので」

――自身にとってのバイブルはありますか?

「岡本太郎さんの『自分の中に毒を持て』。フロンターレの時、試合前に絶対読んでいたので。付箋を貼って、読む場所を決めていたんですよ。岡本太郎さんは自分の中ですごく大事な人です。意外と人間味があるんですよ。あの人の本をいくつか読んだうえで、この本、良いじゃんと思って。ぶっ飛んだことを言ってることもありますよ。現代では通用しないような部分もあるけど、その意思が持てれば、生きてる価値はあるなって思うものはありますね」
 
――歌はどうでしょう。普段、音楽を聴いたりしますか?

「聴く聴く。最近は交流が少ないけど、NOBU。『いま、太陽に向かって咲く花』っていう曲のPVに出させてもらったり。ずっと好きな歌なので、それはちょっと書いといてください(笑)」

――もし誰でも会えるなら、誰に会いたいですか?

「僕はもうオカダ・カズチカに会えたからいいっすよ。プロレスが好きなので。誰に会いたい… 別にないっすね。オカダ・カズチカさんにもう会えたから」

――長時間のインタビュー、本当にありがとうございました。最後に、直近の目標と、もしあればセカンドキャリアのビジョンを教えてください。

「セカンドキャリアはまだ考えてないので、ないです。直近の目標はベガルタ仙台が強くなること。J1とか、何位とかじゃなくて、ベガルタ仙台が強くなるために僕は来たと思っているので、そこだけです」

――◆――◆――

 齋藤は、無邪気な、時にいたずらな笑みを浮かべながら、1問1問丁寧に答えてくれた。ピッチ内外で常に全力のニューカマーは、ベガルタの未来を明るく照らす太陽となるか。新天地・仙台に大輪の花を咲かせてほしい。

取材・構成●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)