耳の激しい痛みを訴え、南米コロンビア、メタ県の県都ビジャビセンシオ市の病院を訪れた女性。医師がピンセットでゴキブリを摘み出そうとしている(画像は『Paula Avalos 2023年8月27日付TikTok「Malditas cucarachas」』のスクリーンショット)

写真拡大

病原菌を媒介し、見た目の不快さや繁殖力の強さなどから忌み嫌われることが多いゴキブリだが、南米コロンビアからそんな“嫌われ虫”に関するゾッとするような話題が届いた。ブラジルのニュースメディア『O TEMPO』などが伝えた。

【この記事の他の写真を見る】

南米コロンビア、メタ県の県都ビジャビセンシオ市にある病院の研修医パウラ・アヴァロスさん(Dr. Paula Avalos)が先月27日、TikTokに投稿した動画が注目されている。

約12秒の動画は、同医師が女性患者の左耳からゴキブリを取り出す様子を捉えたもので、「ゴキブリの奴め!」と言葉が添えられている。

女性は耳の不快感に悩まされた後、「耳内部が破裂したのではないか」というような激しい痛みに襲われ、耐えられなくなって病院を訪れたそうで、アヴァロス医師はピンセットを使ってゴキブリを摘み出した。

取り出された個体は、同医師の親指の爪と同じくらいの小さなもので、すでに息絶えたのか動いている様子はない。しかし医師にゴキブリを見せられた女性は明らかに嫌悪感を示しており、この動画には次のようなコメントが寄せられた。

「これからは耳栓をして寝なくちゃ。」
「これは気持ち悪い。かわいそうに。」
「摘出しても、まだ耳の中に何か入っているような感じだね。」
「医師が麻酔液を入れているはずだから、ゴキブリはすでに死んでいるか、動けなくなっているはず。」
「あのゴキブリが卵を残してなきゃいいけど。」
「私はシャワーキャップを被って寝ることにするわ。」
「私の場合は小さな蝶が耳に入ったことがある。痛くはなかったけど、それが動くたびに恐かった。」
「私の母の耳にもゴキブリが入ったことがある。母は自分で取り出したけど、その際に耳の中を傷つけて聴力に影響が出てしまった。」
「私も同じ経験がある。痛みがひどく、虫が動く時のガサゴソする音がとにかく最悪なのよ。」
「横になって、耳の中にオリーブオイルを垂らすといいよ。そうすればゴキブリは自分で這い出してくるか、死んでしまうからね。」

アヴァロス医師は、コメント欄で「こういったケースは想像以上によくあること」と綴っており、専門家は「耳の中に入った生きた虫を自分で摘出しようとすると、鼓膜に穴が開いたり難聴などの深刻な損傷を与えることもあるので、できるだけ早く医師の診察を受けること」と述べている。

なおテックインサイト編集部では、アヴァロス医師から直接話を聞くべく取材を申し込んでいるが、現時点で回答は得られていない。

ちなみに今年4月には中国で、40歳の女性が耳鳴りや難聴を訴えて病院を訪れたところ、耳の中にクモが潜んでいることが判明した。クモは中で糸を張っていたという。

画像は『Paula Avalos 2023年8月27日付TikTok「Malditas cucarachas」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)