〈キアヌ・リーヴスいい人伝説〉スタッフにロレックスを贈呈、花束を抱えてサンドラ・ブロック宅を突撃、一般人の結婚式にサプライズ参加…祝59歳! キアヌがもっと好きになるエピ連発

9月2日に59歳の誕生日を迎え、人気シリーズの最新作『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(9月22日公開)も控えているキアヌ・リーヴス。ハリウッドを代表する大スターながら、いい人すぎる素顔がSNSなどで度々リークされ、話題を呼んできた人でもある。共演者やスタッフ、一般人が明かしたナイスガイなエピソードの数々を紹介する。(トップ画像:ZUMA Press/アフロ)

スタントマンにロレックスのサブマリーナを贈呈

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『マトリックス』(1999)撮影後、スタントチーム12人にカスタムメイドのハーレー・ダヴィッドソンをプレゼントしたのは有名な話。そんなキアヌが、最新作『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(2023)でも同様のプレゼントをしていたことが判明した。

撮影が終了した2021年、4つのチームを率いたスタントマン5人に感謝の意を表し、約1万ドル相当のロレックス・サブマリーナを贈呈。すべての腕時計にキアヌからの個人的なメッセージが刻印されていたという。

また、映画に携わった35人のスタントマンには、オリジナルTシャツをプレゼント。そこには、それぞれのスタントマンが映画のなかで何回 "死亡”したかをプリントするという、粋なはからいが!

花束とシャンパンとトリュフを持って親友を電撃訪問

『スピード』(1994)でキアヌと初共演した際、サンドラ・ブロックは沈黙を埋めるためにおしゃべりをし続けたものの、しゃべればしゃべるほどキアヌが静かになってしまい、「怒らせてしまった?」と思うことが多かったそう。しかし撮影が進むにつれ、サンドラはキアヌの物静かさを理解し、やがて親友に。

ある日、キアヌとのおしゃべりの中で「シャンパンとトリュフを一緒に食べたことがないの」と語ったサンドラ。数日後、自宅で女友達とネイルを塗って過ごしていた彼女の元に、花束とシャンパン、トリュフを抱えたキアヌが登場したという。

何気ない会話をちゃんと覚えていて、そのために行動してくれるなんて優しすぎ! サンドラは2021年の「エスクワイア」誌で当時を振り返り、「こんな人、他にいる?」と語っていた。

一般人の結婚式にサプライズ出席

2022年8月、イギリスに滞在中だったキアヌは、ホテルのバーで出会ったジェイムズ・ロードナイト氏に「よかったら、僕の披露宴に顔を出して、花嫁に挨拶してよ」と言われたという。普通のスターならその場限りの会話で終了だが、キアヌは違った。

披露宴を楽しんでいた花嫁ニッキーさんによると、ホテルの従業員がやってきて「スペシャルなゲストが花嫁にご挨拶したいそうです」と告げられたそう。従業員に案内された披露宴会場の外にはなんとキアヌが!

飛行機でイギリスに到着したばかりだったキアヌは、疲れた様子も見せずに結婚を祝福し、新郎新婦と一緒に記念写真に収まったという。

空港で声をかけられたファンの少年に神対応

2022年7月、ロンドンでドキュメンタリー映画を撮影し、ニューヨークに移動したキアヌ。コロナ禍でマスクをつけていたにも関わらず、キアヌを発見して興奮した少年が彼に近づき、矢継ぎ早に質問を投げかけたところ、嫌がることなく丁寧に答えたという。

その様子を同じ飛行機に乗り合わせたTVプロデューサーのアンドリュー・キンメル氏がスマホで撮影し、Twitterにアップ。すぐに拡散されて大バズり!

キンメル氏によると、質問が尽きてしまった少年にキアヌのほうから「どうしてヨーロッパに行ったの?」「パリではどこのギャラリーに行ったの?」「一番好きなことは何?」と逆質問し、会話を続けてあげたという。まさにナイスガイと呼ぶにふさわしい気配り。

飛行機不時着により一般人と2時間ロードトリップ

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2019年3月、サンフランシスコからLAに向かう飛行機が機器の不具合でベイカーズフィールドの空港に緊急着陸した。搭乗していたキアヌは飛行機を降りた後、航空会社の担当者たちと話し合い、バーバンク空港までのバンでの移動手段を確保した。

さらに「荷物を降ろしてくれる人は3時間は来ません。バンは1時間で来ますから」と、荷物の心配を後回しにするよう、乗客たちに説明したそう。

大スターのキアヌだから、エージェントに1本電話するだけでリムジンでもなんでも好きに手配できそうだけど、彼は他の乗客たちとバンに乗り込むことを選択。バーバンク空港に向かう2時間の移動中、車内で乗り合わせた人たちとトリビアクイズをしたり、カントリーソングを楽しんだりしたそう。キアヌの優しさとリーダーシップ、素晴らしすぎます!

80歳の女性ファンと電話でおしゃべり

2022年の夏、掲示板型ソーシャルサイトRedditで話題になったのは、キアヌと80歳のファンとの心温まるエピソード。情報をアップしたのは彼女の孫で、10年前に夫を亡くし、病気で引きこもりがちになっていた祖母が、キアヌに夢中になり元気を取り戻したという。

さらに彼女の息子が出張でLAに行った際、レストランで偶然キアヌに遭遇。食事を終えたキアヌに近づき、「母があなたのファンで、全作品を見ています」と伝えたところ、「電話を持っている? 彼女と話したいな」と提案してくれたそう。キアヌとおしゃべりができた80歳のおばあちゃんファン、きっと夢心地だったはず!

自分が主役のパーティ会場に20分並んで入場!?

「ニューヨーク・ポスト」紙のゴシップ欄PAGE SIXによると、主演作『エクスポーズ 暗闇の迷宮』(2016)が撮影された2014年、打ち上げパーティーがNYのラウンジで行われた。あいにくの雨のなか、キアヌは入場するために20分も建物の外で待ち続け、「俺はキアヌだ」と名乗り出ることもなかったそう。

しかも遅れてきた友人ふたりと合流してようやく入場したキアヌは、DJブースでマイクを借りると、「外でクレジットカードを拾いました」と落とし主を探すアナウンスをスタートしたとか。親切すぎます。

がんや白血病の研究施設に多額の寄付

『マトリックス』で得た収入の額を、「僕が2世紀以上も生きられるほど」と語っていたキアヌ。2022年、その70%を白血病の治療方法を研究するリサーチセンターに寄付していたという噂が急浮した。

「ニューズウィーク」誌が広報担当者に確認したところ、噂自体はフェイク。しかし、キアヌ個人が設立した基金を通じ、これまでガンや白血病の治療方法を探す研究施設に多額の寄付を行ってきたことは事実だ。

実はキアヌは妹のキムが白血病と診断された1991年から寄付を始めていて、2009年の「Ladies Home Journal」誌インタビューで「個人基金を設立して5~6年になります。小児病院やがんの研究施設に寄付をしてきました」と語っていた。

「僕の名前を出すのはあまり好きではありません。基金が(寄付先の選択など)すべてを行なっています」という控えめさもまた、キアヌらしい。

同世代のパートナーとラブラブ♡

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2019年11月にカップルとして初めてレッドカーペットにエスコートしたのは、ビジュアル・アーティストのアレクサンドラ・グラント。共通の友人の紹介で2009年に出会い、親しい友人からいつしかロマンティックな関係へと進展した。

10~20代のアイドルやモデルではなく、落ち着いた50歳のアレクサンドラを恋人に選んだことに、キアヌのファンからも祝福が寄せられている。

もちろんキアヌ本人も幸せそうで、今年3月の「ピープル」誌インタビューでは、「最近、最も幸福を感じた瞬間は?」との質問に「数日前、ハニーと一緒にいたとき。僕たちはベッドにいて、ほほえんでいた。くすくす笑って、最高の気分だったよ」と返答。おのろけもとびきりキュートです。

文/山縣みどり