みきおがネズに残した“最後の言葉”とは?「なれの果ての僕ら」第8話をプレイバック!

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毎週火曜深夜24時30分からは、ドラマチューズ!「なれの果ての僕ら」を放送!

「テレ東プラス」では、第8話をプレイバックする!



憎しみに支配され、傷つけ合う四ノ塚小学校元6年2組。同窓会を主催し、彼らを操る夢崎みきお(犬飼貴丈)が、ついに“実験の終わり”を告げた。
ネズこと真田透(井上瑞稀 HiHi Jets/ジャニーズJr.)は、生き残ったクラスメートたちと協力し、これ以上の犠牲者を出さずに実験を終えようとするが――。


「さぁどうなるか…最後の実験を始めよう!」

みきおが高らかに宣言した。一同は3つのグループに分けられ、各グループのリーダーが決まる。リーダーは、黒田大輝(西村拓哉 Lil かんさい/関西ジャニーズJr.)、葉月依莉奈(紺野彩夏)、長谷部弘二(佐久本宝)。それ以外の面々は、センサーが付いたバンドを腕に巻かれていた。

みきおは、3人のリーダーにリモコンを渡す。リモコンの番号を押すと、その番号に該当するバンドを巻いた人に強烈な電流が流れる仕掛けになっていた。リーダーは、自分のグループのメンバーの生殺与奪の権利を握ったのだ。

リーダーがリモコンを持ち、メンバーを見張りながら1時間過ごすことに。みきおは、その様子をモニタリングした上で、リーダー3人の中から銃を渡す人を選ぶと告げる。


これ以上、仲間を傷つけることがあってはならない…黒田と葉月は心に誓うが、長谷部だけが怪しげな表情を浮かべていた――。

そんな中、ネズが理科室を訪れると、それを予期していたかのように、みきおが待ち構えていた。

「やっぱり来てくれた…。実験の最後にふさわしく、語り合おうじゃないか!」



葉月のグループは、このまま何事もなく時間を過ごそうと一致団結する。橘公平(ゆうたろう)はプレッシャーに押しつぶされそうな葉月を気遣う。


「王様権限」

葉月が突然声を上げ、緊張が走る。

「小6の頃、好きだったのは?」

6年2組の誰が好きだったか、そんな他愛のない話題をみんなに振る葉月。彼女は、こんなことになってしまったが、6年2組はかけがえのないクラスだった…その思い出を語り合おうと提案する。
わいわいと和やかな空気が流れ、みんなであの頃に戻ったように話が弾む。ネズは、理科室でみきおと話した後、黒田のグループが集まる教室に戻った。しかし、ネズがみきおとグルだと疑う石井礼奈(工藤遥)は、またしても乱暴な態度でネズを責め立てる。

「自首を勧めに行ったんですね…」と月岡小紅(吉田伶香)。

「そうなの?」と黒田。

「死んで終わりなんてダメだ…未来(大原櫻子)とかみんなのためにもちゃんと!」と話すネズ。


石井に暴言を吐かれても、リモコンを握りしめて必死に守る黒田。自分もスイッチを押さないし、誰にも押させない…そう決意しているように見えた。

「お前ホント変わったな。この2日間で強くなった。みきおに負けず…」とネズ。

「お前には負けてられないからな」

「俺はどうなんだろうな…」事態を変えられない自分に葛藤するネズ。

一方、長谷部のグループは、悲惨な状況に陥っていた。葉月にフラれて自暴自棄になった長谷部は、リモコンを振りかざし、グループのメンバーを残酷にいたぶる。


長谷部に命じられ、梶原絃(斎藤流宇)を殴っていた及川龍雄(草野大成)は、奴隷のように進んで指示に従う。小山内彩(椛島光)も長谷部の命令で梶原を蹴り、痛めつけるのだった。



時が過ぎ、葉月のグループが、「これ以上待っても何も進まないから、思い切って行動してみよう」と事態打開のために動き出す。

葉月と早乙女菊也(菅生新樹)は、長谷部のグループがいる教室へ赴くが、惨状を見て驚き、葉月は、長谷部に軽蔑の眼差しを向ける。

「別にいいだろう、王様なんだからぁ! 選ばれたんだよ、俺は。特権を与えられて、この地獄みたいな世の中で自由を与えられたんだよ。俺みたいなヤツがいないと、成り立たないんだよ、この世の中は!」と長谷部。

「本気で言ってるの?」

再び葉月に拒絶され、ますます逆恨みを募らせる長谷部。


リモコンのスイッチが押され、今度は桜庭橋子(我妻三輪子)が苦痛にのたうち回る。


すると、小山内が一瞬の隙を突いて長谷部に飛び掛かった! 早乙女がリモコンを取り上げて長谷部を殴り、気絶させる。



一方、再び理科室へ向かったネズは、最後の実験が始まる前にみきおから言われたことを思い出す。

「この実験は君のために用意した。そしてそのテーマは、“幼少期に植え付けられた感情から人は解放されるのか“。委員長も小山内さんも長谷部も月岡さんも、結果は散々たるものだったね。最高だったはずの6年2組が、こうなるとは…。あの時ちょっと植え付けた感情にこんなにとらわれるなんて…。君なら解けると思ってたのになぁ。過去の呪縛…」

それが、みきおがネズに残した“最後の言葉”だった。みきおは、ネズに何を伝えたかったのか? 理科室の扉を開けたネズが見たものとは――!?