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ABEMAで放送中の韓国サバイバル番組『QUEENDOM PUZZLE』。28名の女性アーティストたちが様々な組み合わせでグループを作り楽曲を披露、最終的に7人のデビューメンバーを決めるという同番組に出演中の元NMB48・白間美瑠が苦戦を強いられている。

【写真】白間美瑠のパフォーマンスを見守る元AKB48・高橋朱里、ほか番組カット【4点】

2023年6月13日に放映された第1話では、最初のバトルとなる『アップダウンバトル』の一部が放映された。これまでの活動実績を元に1軍から4軍に分けられた出演者たちが一人ずつ準備してきた楽曲を披露し、再評価をされるというもの。評価をするのはライバルである出演者たち自身。パフォーマンスが自分より格上だと思うか、格下だと思うかをそれぞれ審査するという内容だ。

そして、2023年6月20日に放映された第2話では、いよいよ白間の初パフォーマンス。レザーの衣装と金のアクセサリーを身にまといステージに上がった白間は自身のソロ曲『Shine Bright』を披露した。歌やダンスにミスはなく、完璧に思えた白間のパフォーマンスだったが、結果は27人中22人が“格下”と評価をするという厳しいものとなった。

QUEENDOM PUZZLEには、日本で白間と一緒に活動した実績もある元AKB48・現Rocket Punchメンバーの高橋朱里も出演している。パフォーマンス後のコメント時、客席から応援する高橋の姿を見た白間は「朱里、泣いちゃう」と涙を堪える姿を見せた。

ただ、涙を流すことはせず「(ステージを)見ていただいて嬉しいです。もっとたくさんの人を笑顔にできるように頑張ります」と笑顔でステージを締めくくった。

しかしながら、この辛口評価、白間の実力とは別の要因もあるように思える。

まず一つ目が、パフォーマンスに“見せ場”がなかったことだ。他の出演者がパフォーマンス中に衣装の早着替えをしたり、曲調の異なる2つの曲を披露したり、ダンスブレイクをいれていたりと、何かしらの見せ場を作っていたことに反して、白間にはそれがなかった。

また、他出演者がバックダンサーを起用する中、今回ソロで挑んだのは白間とタイから参加しているFYE(ファーイ)だけ。FYEは元々歌に定評がある上に、ラップも披露したため2軍に昇格という好結果になっているが、白間の場合は約2分間、同じ曲を歌い続けることとなってしまった。

二つ目がステージの順番だ。必ずしも放映順とは限らないが番組内での出演者のコメントから後の方だったことが予想できる。

今回のバトルで1軍となったメンバーの7人中5人は第1話でパフォーマンスが放映されたメンバー。一方、最低ランクの4軍となったメンバーの7人中6人は第2話でパフォーマンスが放映されたメンバーだ。出演者自身たちの目が慣れてきたからか、後半にパフォーマンスをした出演者(第2話でパフォーマンスが放映されたメンバー)はみな、前半にパフォーマンスをした出演者よりも評価が低かったように思える。

そして最後が自身の持ち曲である“日本語”の曲を披露したことだ。『Shine Bright』は新しいステージへ踏み出す姿を思わせるような歌詞となっており、白間自身が置かれている状況と重なる部分が合ったため、この曲を選んだという。現場で翻訳などがあったかもしれないが、言語の違いのために心を込めて歌っても心情が伝わりにくいところがあったのではないだろうか。

以上の3つが白間の歌やダンス、表情といったスキル以外の要因として評価に影響していることも容易に考えられるのではないだろうか。

しかしながら、放送当日にMnetの公式Youtubeから配信された白間のパフォーマンス動画には、「自分の歌で一人でステージに立っていることが素敵」「異国の地でバックダンサーもなしに自分の持ち曲を歌い切ったみるるんは凄いかっこよかった!」と、各国から自分の持ち曲をソロステージで堂々と歌い切った白間への賞賛の声が集まった。

全9話を予定している『QUEENDOM PUZZLE』はまだ2話目。5年前に放映されたサバイバル番組『PRODUCE48』でIZ*ONEとしてデビューした矢吹奈子も、始めの評価では最低評価のFンクとなっていた。これからの白間の活躍を期待し、日本から大きなエールを送りたい。

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