好みのスタイルがきっと見つかる!CT125ハンターカブ“激アツ”カスタム【アウトドア系カスタムでいこう!】
【アウトドア系カスタムでいこう!】
バイクのカスタムでいま一番アツいのがCT125 ハンターカブ。どんなスタイルやパーツが人気なのか、モーターサイクルジャーナリストの青木タカオさんがオススメをピックアップ!
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「他人と同じじゃつまらない!」バイクライフの楽しみのひとつにカスタムがあります。お気に入りのパーツを組み合わせ、自分だけの1台に仕上げれば、愛車がより愛おしくなるでしょう。人気モデルのCT125 ハンターカブならパーツも選び放題で、可能性は無限大に広がっています。
80〜90年代のバイクブームの頃はレーサーレプリカ全盛期で、ライダーはエンジンやキャブ、マフラーなど吸排気系から手を付けがちでしたが、今はもっと気軽に自分の個性を演出しようと、ドレスアップや機能面を重視するなど、カスタムメニューは多岐に渡っています。
さまざまなメーカーから豊富にパーツがリリースされ、「どれをチョイスすればいいのかワカラナイ…」と言った声も聞かれますが、「キャンプのために積載力を上げたい」「ダートもタフに駆け抜けたい」など、自分の目的に合わせたトータルコーディネイトを考えれば、自ずと方向性がキマってくるはず。
クルマに比べればリーズナブルにカスタムができるので、“お試し”感覚で変幻自在に、いろいろなスタイルを楽しんでみるのもオススメです。レゴブロックのように、自分の発想でアレンジできるのがカブ系の強みでもありますからね!
モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオさん
バイク専門誌編集部員を経て二輪ジャーナリストに転身。世界各国を飛び回り、メーカー・タイプ問わずあらゆるバイクに精通。詳しくない人にも分かりやすい文章に定評がある
■軍用車をモチーフにしたサバイバルアドベンチャー仕様
黒の車体に施されるロゴがミリタリー風で、SFファンも悶絶! 特大のアンダーガードは心臓部を守ることを優先しています(青木さん)
ジャングルで生き延びるための相棒のように、タフで頼もしいではないか! 木製テールボックスには鉄製のバーを付けて、荷物を固定するためのネットを掛けやすくしているのがポイント。車体左側には釣り竿を収納するロッドホルダーまで備わり、何があっても自給自足の生活でサバイブできそうだ!!
<主なカスタムポイント>
・ZETA アドベンチャーウィンドシールド/1万9800円
・ZETA アドベンチャーアーマーハンドガード CT125専用/1万4740円
・ZETA エンジンプロテクションアンダーガード/1万9250円
・フィッシュシングロッドホルダー/9350円
・DIRTFREAK カントリーボックス(写真は塗装済)/1万4080円
・DELTA バレル4-sミニサイレンサー/5万2800円
■1960年代に流行したスクランブラースタイルを再現!
ホールド感を高めるワイドステップやハンドルクランプにアルミ削り出しパーツが奢られ、細部まで手が込んでいます!!(青木さん)
ホンダCL72(1962年)が備えた2本出しアップマフラーをよみがえらせ、その特徴だったヒートプロテクターも見事に再現! レトロムードを演出しつつ、長距離も苦にならないよう快適性を高めている。前輪が巻き上げる泥や石などから守るレッグシールドをサイドバンパーに装着し、疲労を軽減するバックレストも追加。
<主なカスタムポイント>
・SP武川 センターキャリアキット/1万2980円
・SP武川 ビレットワイドステップキット/2万2550円
・SP武川 ハンドルクランプアッパーホルダー/1万2100円
・SP武川 ナックルガード(ストッパー付き)/9900円
・SP武川 レッグバンパー&シールドキット/4万4880円
・SP武川 リアショックアブソーバー/1万8150円
■アウトドアへ溶け込むために静粛性を考えたマフラー
キャンプ場の朝、エンジンを掛けても雰囲気を壊さないような、低音の効いた心地良いサウンドとなっています(青木さん)
ヨシムラ
「CT125 機械曲 Tactical サイクロン 政府認証」(12万1000円)
レースで大活躍の名門が開発に着手。実用域での扱いやすさを追求し、走り出しからパワフルな加速で高回転まで力強い。カバー類でゴツく見えるノーマルに対し、直線的でシンプルなエキパイに、存在感と迫力のあるサイレンサーを組み合わせ、静粛性とパンチの効いたサウンドを両立している。7月下旬発売予定。
■トグロを巻いて管長を稼ぎ、急坂も難なく登る
出力特性が最適化され、ギヤチェンジの度にストンと回転が合うからニンマリ。カーボン特有のマイルドな音も◎(青木さん)
SP忠男
「CT125ハンターカブ PRESPORT カーボン」(8万3600円)
豪快な心地良いサウンドを残しつつ、舞うように走るからこそ気持ちイー! それが創業者である全日本モトクロスチャンピオン鈴木忠男氏のスピリットで、製品開発にも大いに反映されている。ループでエキパイ長を稼ぐステンレスエキパイに、軽量高剛性なカーボンサイレンサーを組み合わせ、太いトルクを伴いつつよどみなく吹け上がる。
■ビッグアドベンチャーに負けない積載力と迫力!
ノーマルキャリアを活かした専用ステーにより、穴あけ加工不要のボルトオン装着を実現しているのが見事です!(青木さん)
TOURATECH
「ZEGA EVO TOP CASE XXL」(11万4629円)
アドベンチャーヘルメット2個が余裕で入るXXLサイズのアルミ製トップケースは大型アドベンチャー用に開発されたものだが、ハンターカブにだってよく似合う! パニアケースを左右に追加装備することもでき、その姿は圧巻!! 世界一周にも誘われるロマンあふれる重厚感で、これぞ小さな巨人。サイズはW60×H32xD40cm。容量72L
■ブロックパターンのタイヤで、走りも見た目もより屈強に!
タイヤだけでもバイクの見た目は大きく変わります。街乗り派もブロックパターンでワイルドさをアピールしてみては!?(青木さん)
IRC
「PRO TECH FOOTLOOSE GP-2217インチ」(実勢価格:7000円前後)
標準装備される「GP-5」と同じIRC製のデュアルパーパスタイヤが、ブロックパターンでオフロード性能をより高め、舗装路・ダートどちらでも高い走行性能を実現したのが「GP-22」だ。キャンプや釣り、林道ツーリングを楽しむユーザーからも「躊躇なく荒れたオフロードにも入ることができる」と大人気。
■純正オプションも狙い目!抜群のマッチングで新車時から装着もOK!
▲「ウインドシールド」(1万8260円)
▲「フロントキャリア」(1万2210円)
▲「センターキャリア」(1万1660円)
▲「サイドボックス」(1万2100円)
ウインドシールドやキャリアなど定番パーツはメーカーの純正オプションに設定され、ノーマルルックを崩さずスタイリッシュにカスタムできる上、高い品質と間違いのないフィット性で安心して選ぶことができる。車両のキーで開閉可能なワンキーシステムのサイドボックスは使い勝手が抜群に良い。また、2023年式からエンジン型式やキャリア等が変更されているので、純正に限らずパーツを購入する際は適合をしっかりと確認しよう。
※価格に工賃は含まれません※2023年5月6日発売「GoodsPress」6月号106-107ページの記事をもとに構成しています<文/青木タカオ>
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