「上手な部屋干し方法」とは…

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 全国的に梅雨入りし、頭を悩ませるのが洗濯物の部屋干しではないでしょうか。ダイキン工業(大阪市北区)が、「住宅内空気の困りごとと部屋干しに関する実態調査」を実施しました。そして、エアコンを使った「上手な部屋干し方法」も紹介しています。

 調査は、2019年4月に、首都圏の共働き核家族世帯、既婚男女400人を対象に行われました。

 家庭で洗濯物を部屋干しすることがあるか聞いてみたところ、「状況に応じて部屋干しすることがある」が62.0%、続いて最も多かったのが「毎回部屋干ししている」で22.0%でした。2つの回答を合わせると8割以上が部屋干しをしていることが判明したとのことです。

 洗濯物の部屋干しをする時に気になること、困っていることについても質問。3位は「洗濯物が臭くなる」で38.3%、2位は「洗濯物がカラッと乾かない」で41.3%、1位は「場所をとる(邪魔になる)」で41.6%でした。

 ダイキンによると、「上手な部屋干しの方法」には3つのポイントがあるということです。

 1つ目は、「室内でも風通しの良い場所に干す」です。洗濯物の周りにタンスやソファなどの障害物を置かず 、風通しの妨げになる物がない場所に干すことが大切のようです。

 2つ目は、「洗濯物に風を当て、水分の蒸発を促す」です。扇風機やサーキュレーターなどを使って、洗濯物に風を当てて水分を飛ばすようにします。洗濯物の間を風が通り抜けるように設置するとより効果的だということです。

 3つ目は、「エアコンや除湿器を使って洗濯物から蒸発した水分を回収する」です。エアコンや除湿機を使うことで、室内の湿度上昇が抑えられ、洗濯物からの水分が蒸発しやすくなるとのことです。

 同社は「室温や外気温などの状況を確認しながら、冷房と除湿を使い分けると、快適な空間を作ることができます。特に、湿度が高い梅雨時期は、室内の水分を屋外に出すことで快適にする『除湿運転』がお勧めです」と解説。

 さらに「機種によっては、部屋干しに適した温度・湿度設定で運転する、ランドリー機能が搭載されたものもあるので、生活スタイルやお部屋の環境に合わせて使ってみるのもよいでしょう」とコメントしています。