男子100m日本記録保持者 山縣亮太選手が今季の意気込み語る
広島市の出身で、陸上男子100m日本記録保持者の山縣亮太選手が、オンラインで会見を開き、けがから復活を期す今シーズンの意気込みを語りました。
山縣亮太選手
「膝の手術をして大変な1年だったので、とにかくワンシーズン走り切るというのを目標にしたい。五輪に向けた弾みにしたいと思っている。」
山縣選手は、東京オリンピック終了後の2021年10月、右ひざの手術に踏み切りました。
手術からの回復とフォームの改造に専念するため、2022年シーズンは全ての試合を欠場しましたが、4月2日、国立競技場で行われる200mで、約1年半ぶりの実戦復帰を果たす予定です。
山縣亮太選手
「トレーニングは順調にレースの強度でできているので、あとは試合待つだけではあるんですけど、体の仕上がり具合という意味では6割とか7割とかで満足いく仕上がりではない。」
さらに、日本記録を持つ100mの復帰戦は、4月29日地元・広島で行われる織田記念陸上を予定していることを明らかにしました。
山縣亮太選手
「やっぱり地元ですし、織田記念自体ものすごくいい大会、いいコンディションでできる大会と思っているのでそこで走りたいなと。元気に走っている姿を見てもらいたい。走り替わったねとかこの走りなら今年やってくれそうだね、と感じ取ってもらえるレースがしたい。」
見据えるのは来年に迫ったパリオリンピックです。
山縣亮太選手
「個人種目で自己ベストを出せば決勝進出も見えてくると思いますし、リレーも日本チームが1位に。もしかしたら最後の五輪になるかもしれないのでそろそろ結果を出したいと思っています。」