業務スーパーで販売されている『参鶏湯(サムゲタン)』をご存じでしょうか。

韓国のスープ料理・サムゲタンのレトルトパウチです。鶏を一羽まるごと使って、もち米や高麗人参と一緒にじっくり煮込んだ一品。優しくも味わい深い独特のおいしさで、寒い季節にもぴったりのご褒美系メニューですね。

『参鶏湯』の価格は?

『参鶏湯(サムゲタン)』は1,058円(税込、税抜980円)で販売中。内容量は1kg、カロリーは100gあたり69kcal(脂質 3.2g、炭水化物 2.9g)。原産国は韓国、輸入・販売は神戸物産。

以前紹介した際の商品は842円(税込)だったので26%ほどの値上がり。ボリュームやパッケージデザインなどに変更点は見当たらず、価格以外だと原材料が微調整された程度のようです。

『参鶏湯』の調理方法は?

調理方法は、袋のまま沸騰したお湯に入れて約15分温めるか、大きい耐熱ボウルなどに中身を移してラップをかけ、電子レンジ(500W)で約10分チンするだけ。2〜3人前ぐらいのボリュームがありますから、加熱後は適当な量を別容器に分けてから食べるのがおすすめです。

『参鶏湯』はどんな味?

丸鶏はトロトロに煮込まれながらも、繊維の歯ごたえもそれなりに残っていて食べごたえ十分。鶏の腹部には高麗人参、にんにく、栗、ナツメなどが入っています。鶏をほぐすとバラバラになった骨がちょい邪魔ですけど、気にしなければ骨ごと食べてもOKです(ザラッとした舌触りなので苦手なら取り除くのが無難)。

鶏の油が浮いたスープは、見た目よりも優しい味わい。鶏の旨味に牛肉だしを加えたあっさり系の味付けで、そこに高麗人参などに由来する滋養感のある風味をプラス。胃に沁みるような優しさがあるまろやかな薄味で、鶏の臭みも感じない上品なスープですね。

もち米が比較的少なく、にんにくなどの具材もそれぞれ一、二粒入っている程度なのが欠点といえば欠点でしょうか。物足りない場合は余ったスープにお米を追加して煮込んだり、野菜などの具材を加えても大体美味に仕上がります。薬膳料理らしいクセもほとんど感じないので、純粋においしさ重視でチョイスしても後悔しない一品ですよ。

特徴をまとめると以下のようになります。

鶏肉に高麗人参などの具材を詰めて煮込んだ韓国料理のレトルト品簡単に骨を外せる柔らかな食感で、滋養感のある薄味スープも完成度高め値上がりが痛いけど、価格相応のご褒美感は十分感じられるクオリティ具材の量だけ若干物足りないので、特にお米を追加しておかゆ風にするのがおすすめ