韓国の強襲揚陸艦「ドクト」大規模アップデートへ 完了は2027年予定
姉妹艦の「マラド」に準じた外観になるのでしょうか。
就役から15年ぶりの大規模改修
韓国防衛事業庁は2022年11月28日、韓進重工業と同国海軍の強襲揚陸艦「ドクト(独島)」に関して近代化改修契約を結んだと発表しました。
契約金額は、総額1808憶ウォン(日本円で約181億円)とのこと。おもな改良点は老朽化した戦闘システムとレーダーの換装で、個艦の能力向上と兵站支援機能を確保するのが目的だといいます。
韓国海軍の強襲揚陸艦「ドクト」(画像:韓国防衛事業庁)。
「ドクト」は2002年に起工、2005年に進水し、2007年に就役した韓国海軍最大級の軍艦です。基準排水量は1万4000トン以上あり、水陸両用作戦を行うために、船体内部にドックを備え、上部甲板はヘリコプターの発着が可能な構造となっています
また2021年には同型艦「マラド(馬羅島)」も就役しており、「ドクト」の近代改改修にはそれらの運用実績もフィードバックされるそうです。
なお、韓国防衛事業庁によると、アップグレードされた「ドクト」は2027年に同国海軍に引き渡される予定とのことです。