【スポーツメンタル】エゴサしても意味はない…知っているけどエゴサしてしまう心理
1人で頑張らないといけないのか?
エゴサを通じて、多くの人が感じる気持ちがあります。
それが、「ショック」です。
ありきたりな話ですが、期待とは裏腹に酷いことを書かれる事があると思います。
ファンの人が本音で語ってくれることを嬉しく捉えることもできれば、アスリートによっては心を痛めるキッカケになることにも繋がりかねません。
それほどエゴサとは強力なものであり、良くも悪くも私たちに影響をし続けます。
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陰口が目に見える形でダイレクトに知れてしまう世の中になっているのだと気付かされます。
あんなに悪口がダメだと小学校で教わったのに心無い言葉でSNS上で言いたい放題の状況です。
だから、極端な話をするとSNSを見なければ良いのですが、知人から「〇〇の事をこんな風に書いてるよ!」と有難いことに伝えてくれる人たちもいます。
中にはSNSの情報を間に受けてしまって怒り出す知人がいたりして困ったアスリートの話を至るところで聞きます。
教えてもらった内容をもとにエゴサしてその発言を突き止めようとしたりする人もいます。
その過程で気持ちが折れてしまうのです。
なんと恐ろしいエゴサの力…
なので、エゴサはしないに限ります。
人にどう思われてるか知りたいと思うのが人の深層心理です。
検索することで成長できると思うのが最初の口実です。
しかし現実はメンタルが崩れていきます。
自信だけでなく人によっては人間不信に陥ってしまう方もいます。
エゴサで失う心は取り戻すことが出来ません。
エゴサしても未来はありません。
エゴサで自信は得られません。
だからこそ今この瞬間、練習に全力を傾けたいのです。
没頭体験を増やしたいのです。
没頭体験を積み重ねることで他人の発言に振り回される自分から解放したいのです。
そこで是非ともトライして欲しいのが3つのステップです。
1、明日の練習メニューを考える
2、練習を通じて得た改善点を考える
3、明日の練習メニューを考える
このサイクルを続けてみてください!
やることやって、成長するだけです。
成長の先にしか、未来はありません。
エゴサの先に成長はありません。
[文:スポーツメンタルコーチ鈴木颯人のメンタルコラム]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
一般社団法人日本スポーツメンタルコーチ協会
代表理事 鈴木颯人
1983年、イギリス生まれの東京育ち。7歳から野球を始め、高校は強豪校にスポーツ推薦で入学するも、結果を出せず挫折。大学卒業後の社会人生活では、多忙から心と体のバランスを崩し、休職を経験。
こうした生い立ちをもとに、脳と心の仕組みを学び、勝負所で力を発揮させるメソッド、スポーツメンタルコーチングを提唱。
プロアマ・有名無名を問わず、多くの競技のスポーツ選手のパフォーマンスを劇的にアップさせている。世界チャンピオン9名、全日本チャンピオン13名、ドラフト指名4名など実績多数。
アスリート以外にも、スポーツをがんばる子どもを持つ親御さんや指導者、先生を対象にした『1人で頑張る方を支えるオンラインコミュニティ・Space』を主催、運営。
『弱いメンタルに劇的に効くアスリートの言葉』『モチベーションを劇的に引き出す究極のメンタルコーチ術』など著書8冊累計10万部。