運賃の競争力は?

相鉄・東急直通線の運賃認可

 相模鉄道と東急電鉄は2022年10月21日、翌年3月開業の相鉄・東急直通線を構成する相鉄新横浜線、東急新横浜線について、申請していた運賃が認可されたと発表しました。


相鉄線で東急線方面への分岐駅となる西谷駅。3月からバリアフリー整備のための料金も上乗せとなる(画像:相模鉄道)。

 東急は、新横浜線のうち新綱島〜新横浜間に加算運賃を設定。同区間あるいは他区間をまたぐ1乗車につき70円が加算されます(日吉〜新綱島は加算運賃適用外)。

 相鉄は、相鉄新横浜線として開業する新横浜〜羽沢横浜国大間に、加算運賃として40円を設定。羽沢横浜国大駅から相鉄本線の西谷駅までの区間は、2019年の相鉄・JR直通線開業時に30円が設定されています。

 つまり、東急東横線から相鉄線まで直通する区間の加算運賃は、合計で140円。さらに直通線が開業する3月頃には、東急は全体での運賃改定、相鉄は「鉄道駅バリアフリー料金」として1回あたり10円の徴収を予定しています。

 これらを総合すると、渋谷駅から各駅までの運賃は次の通り(大人普通、IC運賃)。

●渋谷駅から
・新横浜まで:358円
・二俣川まで:637円
・海老名まで:752円
・湘南台まで:791円