エンゼルス元守護神、新天地で防御率4.04→0.54に激変の理由「正直、違いは存在する」
エンゼルス元守護神イグレシアスが古巣を説明
米大リーグのエンゼルスからブレーブスに今夏トレードで移籍したライセル・イグレシアス投手が、移籍後に大活躍できている理由を語った。米ジョージア州地元紙「アトランタ・ジャーナル・コンスティテューション」が記事を掲載。「正直に言って違いは存在する」「クラブハウスで一体感もある」などと語っている。
「ブレーブスのリリーフ投手ライセル・イグレシアスにとって、競争者としての投球は違いを生むという」。同紙はこんな見出しで記事を掲載した。キューバ出身右腕が14日(日本時間15日)に語った内容。「正直に言って(両球団の)違いは存在する」と話し、こう続けている。
「競争力のあるチームや勝てるチームに来た。毎晩アドレナリンが出るし、クラブハウスでの一体感もある。このチームには良い雰囲気や化学反応を起こす多くの要因がある」「競争力の乏しいチームにいると、(力を発揮するのが)難しいと思う」「クローザーでも勝てないチームにいると投球が難しい。登板間隔が3日や4日だとリズムを維持することが大変なんだ。試合の感覚を掴みにくい」
昨季、レッズからエンゼルスに加入。守護神を務め、34セーブを挙げた。今季もトレード期限の8月2日(日本時間3日)まで16セーブなど好投する日はあったものの、6敗で不安定な投球が目立ち、ブレーブスにトレード。移籍後1か月半は中継ぎとして18登板、1セーブ、負けなしの防御率0.54(同16日時点)だった。エンゼルス時代の39登板、防御率4.04から激変している。
記事では同僚のダンズビー・スワンソンのコメントを紹介。「自身に満ち溢れていて、投げる球に確信を持っている。彼は楽しそうだ。良いリズム、良いペースで投げている。彼はいつも笑っていて、喜びをもたらしてくれるんだ」と新天地でいい状態であることを強調した。
エンゼルスは今季序盤は首位に立つなど好調だったが、借金21のア・リーグ西地区4位。ナ・リーグ東地区2位で首位メッツをゲーム差1で追うブレーブスとは違いがあるようだ。
(THE ANSWER編集部)