デ・トマス、カバーニ、デンベレ…… 久保建英の“新たな相棒”となるストライカーは誰?
久保建英が所属するレアル・ソシエダのエース、アレクサンデル・イサクのニューカッスル行きが濃厚となっている。移籍市場に精通しているファブリシオ・ロマーノ氏によると、すでにイサクはイングランドに移動しており、移籍金は7000万ユーロ(日本円にして約96億円)になるようだ。
ラ・レアルとしては大打撃だ。20-21シーズンにはリーグ戦で17ゴール2アシストを記録した大エースであり、現スカッドではイサクが抜けた穴を埋められる選手がいない。しかも移籍市場の閉幕まで約1週間と時間がなく、代役確保は間に合うのだろうか。
イサクの代役を求めるのであれば空中戦が強みとなる高さ、ポストプレイ、スピード、得点力が欲しい。候補はエスパニョールのラウール・デ・トマス、ヘタフェのエネス・ウナル、アルメリアのウマル・サディク、セビージャのエン・ネシリ、レアル・ベティスのボルハ・イグレシアス、アトレティコ・マドリードのアントワーヌ・グリーズマン、レアル・マドリードのマリアーノ、リヨンのムサ・デンベレの8人がリストアップされている。
グリーズマンのような高額な年俸を用意しなければならない選手は難しいかも知れないが、基本的には7000万ユーロの移籍金をこのストライカー獲得に使うことができ、移籍金でお金に困ることはない。
であればデ・トマスはイサクの穴を埋める適任だ。27歳と若くはないが、昨季は17ゴール3アシストとゴールを量産している。スペイン代表にも選ばれており、本人も移籍を希望している。181cmとそれほど大柄ではないが、前線でボールを収められる選手であり、久保とも相性がいい。
またラ・レアルはより安価な選択肢を求めており、フリーになっているエディソン・カバーニ、リヨンのデンベレに興味を示しているといった話もある。カバーニは前所属のマンチェスター・ユナイテッドでは怪我での離脱が目立ったが、経験値があり、何より献身性が目立つ。デンベレはアトレティコ・マドリードにローン移籍し、スペイン初挑戦となったが、トップチームでの起用はわずか5試合と苦戦を強いられた過去がある。リーグ・アンでは大量得点を継続しているが、ラ・レアルはその経歴をどう見るか。
リーグ戦と並行してELもある長いシーズンを考えれば代役の獲得は必須だ。現在チームは2トップを採用しており、久保との連携も大事になる。ゴールだけに特化したタイプではなくポストプレイや連携での崩しを狙えるストライカーが久保には合っており、誰がラ・レアルにやってくるのだろうか。