ヤクルト・村上宗隆【写真:小林靖】

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初回に25年ぶりの4打席連続弾、3回の打席で新記録

■ヤクルト ー 中日(2日・神宮)

 ヤクルトの村上宗隆内野手が2日、神宮球場で行われた中日戦でプロ野球新記録となる5打席連続本塁打を記録した。7月31日の阪神戦(甲子園)で3打数連続本塁打を放った村上はこの日、初回の打席で38号を放ちプロ野球タイの4打席連続とすると、3回の第2打席で新記録の39号2ラン。本拠地のスタンドは大歓声に包まれた。

 村上は山田のソロで1点を先制した直後、初回2死無走者で迎えた打席で中日先発・柳の4球目、真ん中の109キロのスローカーブを捉えた。右翼ポール際へ高々と舞い上がった打球は、スタンド上段に飛び込む特大弾。プロ野球タイ記録の4打席連発とした。

 さらに3回の第2打席、1死一塁で立った打席ではフルカウントからの6球目、130キロのチェンジアップを捉えた。村上らしく逆方向へ大きな打球を飛ばすと、グンと伸びてスタンドに飛び込んだ。

 間に四死球を挟まない「4打席」連続本塁打は過去、日本プロ野球では13人が記録している(セ7人、パ6人)。直近は1997年6月21日の近鉄戦で記録したナイジェル・ウィルソン(日本ハム)で、村上は25年ぶりにこの記録に並び、一瞬で超えていった。

 過去に記録した選手には、1964年5月3日の阪神戦で記録した王貞治(巨人)や1986年5月31日から6月1日にかけての大洋戦でマークしたランディ・バースなど、歴史に名を残すスラッガーが並んでいる。(Full-Count編集部)