現役モデルが考える健康的な痩せる体作りとは⁉SDGsな体の管理術と「え、1日9000歩は歩くべき⁉」

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SDGsへの関心が高まっているなか、6月4日に東京国際フォーラムでSDGsと食の在り方を考えるオープンイベント「SDGs×美食育」が開催されました。参加無料でセミナーやマーケットなどに気軽に立ち寄れて、SDGsと関わる食や美などの健康情報を得ることができるというもの。そのなかで行われた健康管理士でモデルの塚本敦未さんによるセミナー「モデル視点で考える!美×SDGs」に参加してきました~♪

【画像を見る】健康管理士でモデルの塚本敦未さんのSDGs的な体作りとは…?

「SDGs×美食育」ってどんなイベント?

このイベントは健康社会実現のために、特定非営利活動法人日本成人病予防協会の「管理栄養士チーム」が企画しました。それで「SDGs×美食育」なんですね。副題に「選食力」というワードがあります。未来の環境と美しさを叶えるのが、この「選食力」にかかっている…というわけですね。

会場である東京国際フォーラムではホールでの講演会をはじめ、地上広場にてSDGsに繋がる環境や食に関する商品のマーケットが開催されました。規格外などで廃棄される運命の野菜や、昆虫食、大豆ミート…などなど。12店舗ものお店が出店していましたよ。


出典:日本成人病予防協会

モデルの塚本敦未さんによるセミナーに参加してきました♪

塚本敦未さんはミス・アースジャパン準グランプリで健康管理士という顔も持つファッションモデル。

SNSでサステナブルな生活習慣を発信しています。姿勢の改善からより豊かなライフスタイルを実現するために、ウォーキング講師としても活躍しています。現在、月に1度”ウォーキングと清掃活動”を行う「青空健康ウォーキング」も主催していて、スポーツとしてのウォーキングを推奨している方なのです。

そんな塚本さんが行うセミナーが「モデル視点で考える!美×SDGs」です。

モデルとして気をつけている日常でのサステナビリティや、健康ウォーキングの効果や必要性などについて話をしてくれました。現役モデルの考える”美とSDGs”について、たっぷり語ってくれた40分はとっても興味津々な内容でしたよ!


健康管理もモデル業の仕事の一つ



塚本さんの本職であるモデル業は、自身をPR媒体として商品を見せる仕事です。そのために大切なのが「健康管理」だと話します。その根幹ともいえるのが「食」。実際に心がけている食事管理の方法は以下の4つだそうです。

・栄養価を考えながら食事は3食しっかり摂る。
・食べ過ぎ、飲み過ぎの次の日の朝も食事は抜かない。
・体調や体重管理は自己責任。美は一日にしてならず。
・目安としてのバロメーターを見つける。

以前、複数のモデルに食についてのアンケートを取ったことがあるそうです。そのときのアンサーで、食事を3食きちんと摂っているモデルの割合は7割を超えたといいます。もちろん、栄養バランスと摂取カロリーをきちんと守ったうえでの3食です。「3食摂ることが美への近道」…そう考えているモデルが多いのだと話してくれました。

2つめの項目について。食べ過ぎ飲み過ぎの次の日も「朝は食べない」は避けてほしいそう。量の調整はしてくれて構わないけど、ちゃんと食べて欲しいそうです。その際、フルーツなどから少し「糖分」を摂ることも大切とか。

4つめの「バロメーター」についてですが、塚本さん自身は「朝と夜、体重計に乗っています」とのこと。朝と夜で体重差がある人、ほとんど変わりがない人、いろんなタイプがいるそうです。そういった体の特徴や日々の変化を数値で管理することで、自身の体をよりよく理解できるようになります。「生活習慣のなかで自分がつけやすいバロメーターを見つけてみてください」と話していました。へー、わたしも体重計に乗る習慣、始めてみようかな。

環境に配慮した食の選択とは



健康的な食事を摂りながら、環境に配慮する方法として、塚本さんは以下の4つを実行されているといいます。

・食べている食材の生産元を知る習慣
・最適な食材の使用方法を学ぶ
・環境負荷の高い食材を選ばない
・食事の選択は無理のない範囲でできることを行う

塚本さんは自他ともに認める大のお酒好き。そんなお酒ひとつとっても環境への配慮につながることって何だろう? と考えているそう。そこから生産元をよく知る努力をするようになったといいます。例えば日本酒。調べてみると、生産過程や販売過程で環境に配慮している生産元がたくさんあったとか。群馬県にある永井酒造の「MIZUBASHO Artist Series」というお酒は、「尾瀬の環境を守るプロジェクトを行っていて、売り上げの5%を活用して尾瀬の水芭蕉を保全する活動に参加しているんですよ」と話してくれました。そんな蔵元のお酒を飲むことで、活動を応援することになるというわけですよね!

2つ目の項目ですが、その食材にどんな栄養素があるか、どんな調理法が良いのかを学んでほしいと話していました。おいしく、健康的に食べることが大切なのだと。

環境にやさしい食材を選ぶことはとても大切と話します。そのために、MSC認証やASC認証などを確認する習慣をつけることをすすめていました。サステナブルシーフードや生産、販売過程で環境保全を念頭に置いている商品を選択することが、環境への配慮につながります。

塚本さんがお酒と並んで大好きなのが「白米♡」。食事は基本的には好きなものをたくさん食べるようにしているそうです。もちろん、運動はしっかりしてモデル体型を維持するための努力は欠かさないとか。「地産地消という意味でも、日本のお米を食べるのがいいと思います。食材を選ぶのにエシカル消費という視点は大切ですね」と話します。

へーっ、なんか親近感♪「よく太らないねぇ」なんて言われるほどお米をたくさん食べるとも話していました。モデルさんなのに大らかな感じがして好印象でした♡

その一方で、月に3回「プラントベースデイ」を設けているそう。これは、植物由来のものだけを食べる日という意味です。これで野菜不足を補っているそうです。「現代人は野菜を摂る習慣があまりない気がするので、そのような日を作ってみるのもおすすめです」とも話していました。 

「突然食生活をガラッと変えることはとても大変です。なので、無理のない範囲で始めてみてくださいね」(by塚本さん)


美を作る運動の選択…ウォーキングしましょう♪ 

塚本さんは、健康効果が高くて体に優しいスポーツとしてウォーキングを推奨しています。

では、1日にどのくらい歩けばよろしいか…目標は8000歩から10000歩だといいます。

でも…「ふだん運動をしない人がいきなり10000歩は無理があります。肥満の人以外は、いきなりそこまではやらなくて大丈夫ですよ」とのこと。

先ほど、バロメーターの話をしましたが、ここでも歩数について意識することが大切だと話します。

いわゆる生活習慣病の予防にはウォーキングがうってつけと強調していました。体への負担が少なく、急激な怪我に見舞われることもないので、年齢や性別を超えて安全に行えるスポーツなのだそうです。

iPhoneにはヘルスケアというアプリがあります。こちらに歩数計がついているので、ふだんどのくらい歩いているのかを手軽に把握できるそう。ちなみに…。

「1日に3000歩未満の方、または3000歩以上5000歩未満の方。どちらも足りないです。それぞれプラス3000歩、プラス2000歩を目指してください」とのこと。3000歩未満というのは、車移動が多いか在宅ワークがほとんどな方が多いとか。5000歩未満は移動手段のほとんどが公共機関という可能性が…。「なのでもっと歩きましょう。歩くことで(車や公共機関の利用などからの)環境負荷の緩和にもなります。そして地域のコミュニティとのタッチポイントも増えます」と歩けばいいこと尽くしとか。あ!これが美とSDGsの接点なんですかね。なんか繋がっている感じ、確かにしますよね~♪

具体的な話をすると…ふだんの生活で3000歩プラスするには30分間くらいのウォーキングでOKとか。これで2.5㎞くらいの距離を歩けるそうです。ちなみに、厚生労働省の令和元年のデータですが、成人男性の1日の平均歩数は6793歩、成人女性は5832歩です。なるほど6000歩弱~7000歩弱くらいが平均なんですね。

せめて女性の平均くらいは歩きたいですねぇ、健康のために。ひとつ手前の駅で降りて自宅まで歩くとか、買い物時は遠回りしてみるとか。何か工夫をすればイケそうな気がします。

ウォーキングのメリットをまとめておくと…

・誰もが簡単にでき続けやすい持続可能なスポーツ
・車や公共機関の利用を減らし環境負荷の削減に貢献
・地域コミュニティの構築
になります。確かに、お金をかけずに今からすぐにでも始められますよね。

ところで塚本さん自身はどのくらい歩いているかというと…「今年の1~3月の平均が1日9000歩くらい。4月は1日10000歩ほどでした。もちろん、ウォーキング講師なので当然といえばそうですが、このくらいをキープし続ければ健康的で痩せやすい体を作れますよ」とのこと。憧れのモデル体型が9000歩で作れるというわけですね…みなさんはどうしますか? チャレンジしますか?

やるかやらないか、選択するのは自分!美もSDGsも 



セミナーの最後に塚本さんは、「選択するのは自分!」と話してくれました。

いまはネットを始めたくさんの情報が簡単に手に入ります。わたしたちはその都度、どれが正しいかを判断しなければなりません。その「正しい」を決断するのは自分だと。美も、そしてSDGsも…。

「わたしは自分で考えて、食生活のこと、健康のことについてアプローチをしています。SDGsで言えば12番と3番についての活動です。みなさんも自身のいる場所で、環境活動とかアクションを行ってみてください」。そして、「そのために心身ともに健康であることが大切ですよね。食事、運動、生活習慣を意識して毎日を過ごしてください」

あぁ、今日のセミナーのすべての「点」が繋がりました。食事、運動、生活習慣、そしてSDGs。

わたしは今日のセミナーに参加して多くの学びを得たと実感しています。これからより良い選択ができるよう、SDGsについて引き続き考えていきたいと思いました。
みなさんも、まずは歩くことから始めてみませんか。

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