【倉持由香&ふ~ど 結婚インタビュー】「グラドルとしてはマイナスの結婚も、この人とだったらプラスに変えられる」 - 倉持由香
※この記事は2019年11月05日にBLOGOSで公開されたものです
尻職人こと倉持由香です。今日はBLOGOS読者の皆さん、そしていつも私を応援してくれるファンの皆さんにご報告があります。実は……倉持由香、11月5日に結婚しました!!
お相手はCygames Beast|Razer 所属のプロゲーマー・ふ~どさんです。
今日は2人でお話させていただければと思い、一緒に来てもらいました。
私の誕生日が11月6日なので27歳最後の日の11月5日に婚姻届を提出しました。ちょうど11月7日がふ~どさんの誕生日なので、3日まとめてお祝いできるこの日がいいかなと。
ーご結婚おめでとうございます! BLOGOSの読者に旦那さんのご紹介をお願いしていいでしょうか。
倉持:最近はプロゲーマーという職業を耳にすることもあるかと思います。主に格闘ゲーム、『ストリートファイターⅤ』をメインに戦っている選手なんですけれども、元々は『バーチャファイター』という格闘ゲームが強くて、色々な大会で優勝していました。そこから『ストリートファイターⅣ』で『ストリートファイターシリーズ』に参戦。私がよく行っている米ラスベガスの『EVO』という大会で優勝して、それがきっかけでプロゲーマーになった選手です。
出会いは10年前
ー2人は交際からどれぐらいで結婚したんですか?ふ~ど:そうですね、出会ったのは10年前ぐらいです。
ー10年前!? どこで出会ったんですか?
倉持:初めて会ったのは阿佐ヶ谷ロフトで、仲良くなったのはゲームセンターです(笑)
ふ~ど:僕はその時プロゲーマーではなかったんですけど、ゲームセンターによく行ってました。
倉持:出会った時はただのゲームが強い人でした。ゲームセンターで仲良くなって、地元が2人とも船橋なので、中野のゲームセンターから船橋まで一緒に総武線で帰っていくうちに仲良くなって、交際を始めたって感じで。
ー千葉の船橋から中野のゲームセンターまで。
ふ~ど:そうですね。金曜日になると中野に行くんです。
倉持:金曜日はゲームがすごく強い人たちがゲームセンターに集まる日だったんです。今プロゲーマーとして活躍している梅原大吾さんとかときどさんが来てました。私はそうしたゲームが強い人の大会を観戦していたんですけど、そこで仲良くなりました。
ーお付き合いを始めたのは?
倉持:10年ぐらい前ですね。長いんです。
ー年齢は何歳離れているんですか?
ふ~ど:当時自分が22~23歳ぐらいで。6歳差ですね。
ーどちらから付き合おうという話に?
ふ~ど:僕ですかね。仲良くしてたのでこれはいけそうだなって(笑)
ー10年も一緒だったら色々な部分を見ているわけですよね。
倉持:そうですね。10年経ったらだいぶ変わってますからね。とりあえず髪は伸びました。昔はとてもショートカットだったので。
ふ~ど:変化はあまり気にならないタイプなんです。
倉持:疎いんですよ!私がメイクしていてもすっぴんでも分からない人で。「メイクしてるの?」とか「あ、すっぴんだったんだ」とか。メガネの度があっていないのかもしれないですけど。私の顔をちゃんと見ていない可能性もありますね(笑)。
ー出会った17歳の頃って、山で空手の修行をしてた時期ですか?
倉持:その時代をちょっと過ぎたぐらいですね。前の事務所を辞めるか、辞めたかなって時期。山ごもりをしていてもグラドルになれないなって気付きはじめた頃です。
ー10年お付き合いをされていて、マスコミに見つかったりしたことはなかったんですか? スキャンダルが出たことはないですよね。
倉持:仲の良いゲーマーたちはみんな付き合ってるのを知ってるって感じだったんですけど。
ふ~ど:ラスベガスに行く時も一緒で、会場でも一緒に行動していました。倉持さんサイドは結婚を発表してびっくりする人も多いと思うんですけど、ゲーマーサイドは多分そこまで驚かないかなと。
倉持:「だよね~」みたいな感じだと思います。
ー吉田早希さんと2人でラスベガスに行ってたんじゃなかったんですね(泣)
ふ~ど:僕も一緒に写真に写ったりしていたので「いいのかな?」って。
倉持:EVOもそうだし、他の海外大会も吉田山(早希)と3人で旅行がてらみたいな感じになってましたね。
ーということは、スカイダイビングの時もいらっしゃったんですか!?
ふ~ど:行きました。僕は知らない女性と飛びました。
倉持:2:2でセスナに乗らなきゃいけないので。私は吉田山と乗りたかったから「じゃあ1人でよろしく」って(笑)
パンツ一丁でプロポーズ
ー結婚しようという話が出たのはいつごろですか。倉持:2年前とかですかね。私が週プレの表紙を飾って、グラビアをやるモチベーションがちょっとトーンダウンした時期です。自分がグラビアに出るのはやり切ったから、今後はプロデュースとか別のことをしていきたいなと思っていたんですが、他のプロゲーマーさんたちに結婚の流れがきたんですよ。
eスポーツブームもあって、みんなの生活が安定してきたこともあり、年齢的にもそろそろ結婚してもいいのかなという感じになりました。
ーお付き合いしようという話はふ~どさんからということでしたけど、プロポーズはどちらから?
ふ~ど:自分から言ったんですけど、もう言うしかないでしょという形ができあがってました。
倉持:「結婚しようか」という話が出て、指輪もオーダー済みだったんです。どうやって渡すかって話になった時に『やっぱり、ひざまずいてプロポーズして欲しいな~チラッ』ってして。吉田山(早希)とか鈴木咲ちゃんと「女子の夢だよね~」とか言ってたら、本当にやってくれて。
ー場所はご自宅?
倉持:そうですね、自宅で。
ふ~ど:プロポーズした時、周りに10人ぐらいいて。
倉持:友達が見守る中、プロポーズしてくれました。
ふ~ど:ショーみたいな感じでした。
倉持:でもちょっと惜しいというか、なぜかパンツ一丁でプロポーズをされたんですよ。理想はスーツでバッチリ決めて欲しかったんですけど、パンツ一丁で指輪をパカッと出されて。
ふ~ど:パンイチのサプライズですね。みんながいるから面白い方がいいのかなと。
グラドルだらけの倉持家 浮気の心配は?
ータワマンに引っ越された時も、ご自宅には常に倉持さんの友達が来ていました。当たり前ですけど、ふ~どさんは合鍵を持っていたんですよね。ふ~ど:持っていました。
ー鈴木咲さんも合鍵持ってませんでした?
倉持:咲ちゃんも持ってます(笑)
ーどうなってるんですか(笑)
倉持:3人で暮らしているのかな?ぐらいの。
ふ~ど:僕は1人の時間がいらないタイプで、プライベートがなくてもいいんですよ。だから家に人がいることはむしろ歓迎で、人が多ければ多いほど楽しいと思っているんです。10年ぐらいゲーマー10人とシェアハウスに住んでいたので、みんなといるのが慣れたというか当たり前過ぎて。男性、女性もどっちでもいいやって。
ーそこの価値観が一致したのはすごいですね。
倉持:楽ですね。私も家に友達を呼ぶのが好きなので「友達はあんまり呼ばないで」という人だと難しいんですけど「なんでもいいよ」みたいな感じなので。
ー普通の感覚で言うと、家に帰ると可愛いグラドルが揃っているわけじゃないですか。浮気の心配はしないんですか?
倉持:まあ、大丈夫だろうというか。友達もふ~どさんのことも信用しているので。みんなで仲良くご飯を食べて。
ふ~ど:僕がそんなに家にいないような気がしますね。
倉持:毎日プロゲーマーが集まる場所があって、そこにサラリーマンのように毎日通って、夜帰ってくるって感じなので。寝るために家に帰るというか。
ふ~ど:帰ってきたら友達と2人きりになるってことは相当少ないですね。
倉持:家に人がわちゃわちゃいっぱいいても「賑やかだね。じゃあ僕は寝るね」ぐらいの感じなんですよ。
ふ~ど:本当に1日3人ぐらいいたんですよ。来客者数が1ヶ月で100人を超えてたと思います。すごかったですね。
倉持:ゲーマーの友達もすごい来ていたので。家で一緒にゲームで対戦したり、地方勢のゲーマーの方が東京に来た時に「うち泊めていい?」みたいなことがあったので。だからお互い様というか。私も帰ってきたらゲーマーがいっぱいいるな~って感じだったので。
タワマンのローンは2人で返しています
ーもう一緒に暮らしてらっしゃるんですか?倉持:そうですね。一緒に住んでます。
ー先日倉持さんが買ったタワマンが新居になると。
倉持:はい、新居は一緒に選びました。家を買った発表が先になって、結婚発表はあとだからどうしようかなとは思ったんですけど。……実は連帯債務者として一緒にフラット35を返しています。
ー2人で返してたんですね(笑)
倉持:そうなんです。前の賃貸のタワマンとか、今までの部屋は基本的に私の契約・支払いって感じだったんですが、結婚と購入にあたってさすがにきっちり半分にするべきなのかな……と。
都心のタワマンにしたので、千葉に一軒家を買えるようなローンをお互い背負ったんですけど、子どもは1~2人は欲しいと思っているので、家族が増えたら今のマンションを売ってお互いの地元の千葉に住みかえを考えるかもしれません。その時になってみないと分からないですけど。
ー結婚式のご予定は。
倉持:ハワイで1月に挙げる予定です。日本に帰ってきてから東京で2月にパーティーを開きます。
ーハワイでの挙式がハネムーンにもなっていると。
倉持:そうですね。ハネムーンがてら。友達もみんな来てくれるので、全員でバカンスです(笑)
夫・ふ~どが明かす倉持由香の素顔
ーふ~どさんに伺いたいんですけど、BLOGOSで連載を始めて3年。倉持さんは「お金のことをいつも考えてます」っていうイメージが強いのですが、実際の倉持さんはどうですか。ふ~ど:仕事の話はよく2人でしますね。ゲーム系だったら相談にも乗れるので。お金というか、家を買うのもその中の1つだと思うんです。賃貸か持ち家かの話になった時に、「買った方がトータル的にいいんじゃないの」って言われて、「じゃあ乗るわ」みたいな。
倉持:家を買おうって言ったのは私です。ふ~どは「俺、1Kでもなんでもいいや」みたいな感じで、住むところにあまりこだわりがないので。「全部任せるよ」みたいな感じで、注文があったのは場所だけ。「ゲームの練習場所に行きやすい、便利なところがいいなあ」って。
ー倉持さんは売れてきても金銭感覚は変わらなかったですか?
ふ~ど:変わらないですね。
ー本当は富士そばを食べなくなってしまったとか。
ふ~ど:そんなこと全然なかったですね(笑)高級な蕎麦を食べてもいいと思ってたんですけど。
ー起きてスマホ見て、寝落ちする直前までスマホを見てる、とコラムで書いていましたが、実際家でもずっとスマホを持っていたりするんですか?
ふ~ど:確かにずっと持ってますけど、多分俺の方が持ってる(笑)
倉持:同じぐらい持ってますね(笑)スマホでゲームをしている時もあるし、格闘ゲームの合間にスマホを見たり。ふ~どは『ドラゴンクエストウォーク』をプレイしていて、私は『星のドラゴンクエスト』をプレイしているので、寝落ちするまでドラクエの音楽がそれぞれのスマホから流れていたりとか。あとは『シャドウバース』などカードゲームを2人で対戦したり。
ーよくこれだけ生活スタイルの合う人がいましたね。
ふ~ど:だから結婚するんですよ(笑)。
倉持:自分の生活のスタイルを崩されるのがダメですね。私はだいたい朝方寝て夕方起きる生活なんですけど、それを邪魔されるのがすごくイヤなんですよ。「せっかくの休みなんだから朝から起きてアクティブに行こうよ! デートしようよ!」みたいな人がダメで。ふ~どさんは夕方まで寝ててもそっとしておいてくれるし、夜まで寝てても「よく寝てたね~」くらいで済ましてくれる。
ふ~ど:そういう人、相当少ないでしょ(笑)
倉持:ふ~どさんは毎日昼過ぎくらいに練習会に行くので、私よりはだいぶ規則的な生活をしてますね(笑)
ふ~ど:一般的な職業の方って、朝起きて夜寝るのが正しい生活だと思うんですけど、プロゲーマーって夜の方がゲームの強い人がオンラインに多かったりして、朝型は少ないんですよ。夜中まで働いて昼に起きるサラリーマンみたいなものだと思います。
ゲームの仕事を裏で支えてくれていた
ーお互い、自営業者でもあるわけじゃないですか。意見交換をしたりすることもあるんですか?倉持:「確定申告どうする?」とかいう話はしますね。あと私もゲームの仕事がすごく多いので、そういう時は話を聞いてもらってます。プレーヤーさんはどんな人なのかとか、この場合はどうコメントしたらいいのかとか。仕事の時はプレーヤーさんの情報を書いたノートを作っていくんですけど、いつも手伝ってくれますね。
ー倉持さんが生中継でレポーターをする時に使う、プレーヤーの資料作りを一緒にしていたわけですね。ふ~どさんから格闘ゲームのアドバイスをすることもあるんですか。
ふ~ど: かなりしていますね。自分でもこの1年ほど、初心者に教えるTwitch配信を梅原大吾選手のチャンネル「BEASTV」でやっていますし、今後のプロゲーマー業としても「教える」という需要があると思っているので教えることは自分にとってもプラスなんですよ。他の人にもこうやって教えれば上達するんだっていう道筋が見えるので、お互いWin-Winなのかなと思います。来週には自分のTwitchチャンネルを立ち上げてどんどんいろんなことをやっていこうと考えています。
ーゲームの腕が上がってると思ったら、家にコーチがいたんですね。
倉持:いたんです(笑)格闘ゲームはずっと教えてもらっています。プレイする時に後ろで見てもらっていて「この技が通りやすいと思うよ」「そろそろ飛んでくると思うから対空した方がいいよ」みたいな感じで、相手の行動を読んでアドバイスをしてくれたりとか。
でも、私が対戦に負けて悔しくて泣いちゃうと、ふ~どさんは別の部屋にスッと帰っちゃうんですよね。「泣くのはやめて」みたいな。
ふ~ど:ゲームは楽しくやるべきじゃないですか。辛くなるならやらない方がいいと思うんです。自分がいたらまた泣いて悪循環に入るかもしれないじゃないですか。だったらその場からいなくなって、ゲームをしなくなった方がいい。
倉持:私が豆腐メンタルなのに対して、ふ~どさんはプラチナメンタルというか(笑)すごいメンタルが強いんです。だから尊敬している部分はありますね。私が感情的になって「悔しいのは悔しいもん! ムキー!」みたいになってると「負けて泣くと動きが悪くなるでしょ? それで勝率上がるわけじゃない。だから泣くのは損でしょ」みたいな(笑)
ケンカしないコツは「その場からいなくなる」
ー10年付き合っていてケンカすることはあるんですか?ふ~ど:ケンカは少ないんですよね。俺が本当に怒らなくて。なにかイヤなことがあったらその場からいなくなるのでケンカが起きないんですよね。感情的になっても「そうですか」って。
ー倉持さんはケンカをした記憶は?
倉持:あまりないですね。ふ~どさんは家事が全然できなかったんですけど、洗い物をしてくれるようになって、ゴミ捨てもしてくれるようになりました。最近、服のたたみ方も覚えてくれましたね。「なんで私ばっかり家事をやってるの! ムキー!」っていうケンカだけたまに起こってたんですが、一緒に勉強してイライラを改善していこうと。
ふ~ど:家事をやりたいのかなと思って。「私、若奥様で頑張ってますよ」っていうのをやりたいのかなって思って見てて。
倉持:やりたいわけないでしょ!(笑)
ふ~ど:鼻歌交じりにウキウキでやっていたので。
ー女性としては「私の仕事は取らないで」っていう部分があるかもしれないと。
ふ~ど:けど、ずっと放置しておくとキレるというのがあるあるです。
倉持:家事は分担したいですね。そもそも得意じゃないってのもありますが、共働きなのに2人分は厳しい!
ー倉持さんはどんなお料理を作ってくれますか?
ふ~ど:料理もかなりしてくれるんですけど、俺自体は料理を作ってくれなくてもいい派なんです。東京っていっぱいご飯屋さんがあるから。こんな便利なところに住んでいるんだから、別に外食でもいいじゃんってドライな考え方があって。それでも作ってくれるので。
倉持:ふ~どさんは食生活がとても偏っていて。ラーメンとお酒ばかりの感じで痛風一歩手前になっちゃって。
ふ~ど:一歩手前というか、もうアウトですね(笑)
倉持:発症してないだけで痛風の数値は相当超えているんです。だからなるべく家にいる時は野菜たっぷりの鍋とかスープとか、ホットクックで作ったりしています。私も仕事で疲れて帰ってきた日は、「今日はなか卯でいっか」みたいになってますが。
ふ~ど:料理を作らせるのも申し訳ないと。彼女は時間あたりの価値が高い人だと思っているので、料理を作るのは損をしてないかと。働いて美味しいご飯を食べに行った方が効率いいんじゃないかなと思っちゃうタイプ。
倉持:効率厨ですね(笑)
初デートは二郎系ラーメン
ーラーメンお好きなんですか?ふ~ど:ラーメンはゲーマーと相性がすごく良くて。安くて早い。ゲーマーは遠征が多くて「今日は高田馬場のゲーセン行こう」とか「今日は池袋に行こう」とかなるんですけど、街ごとに色々なラーメン屋さんがあるので、それも楽しみで。初デートもラーメン屋さんじゃなかった?
倉持:そうですね。初めてのデートが『無限大』っていう船橋にある二郎系ラーメンでした。付き合う前に初めて2人で行ったご飯が二郎系ラーメン。
ふ~ど:「あそこ美味しいから行こうよ」ぐらいのカジュアルなデートでした。
倉持:それまで二郎系を食べたことがなくて。「二郎系ってなんですか?」みたいな感じだったんですが。
ーじゃあ倉持さんが浪人時代にラーメン二郎にハマって最高体重を叩き出したっていうのはふ~どさんの影響?
ふ~ど:それは僕も加担してたかも。
倉持:デートはラーメン屋が多かったのですごく太りました。二郎を教えてもらって、ラーメンにハマるきっかけを作ってくれました。
『グラビア卒業』とは言いたくない
ータレント倉持由香としての方向性に変化は。倉持:結婚しても、グラビアに関しては『卒業』とは言いたくないんですよ。「グラビアを卒業します!!ラストです!!!」って言って「イヤイヤやってたんかーい」みたいに思われてしまったら悲しいなと。言い方次第だと思うんですが、すごく不義理な感じがして。
私をずっと育ててくれたのはグラビア業界なので、だからグラビアに恩返しというか。『人妻でも、需要があればいつでも尻出しますよ!』ぐらいのスタンスで行きたいなというのがあります。
ー熊田曜子さんは出産後もグラビアをされていますもんね。
倉持:あのボディはすごいですよね。お子さん3人もいるとは思えない! 努力の賜物だと思います。
ーインリンさんも先日復活してM字開脚をされてました。
倉持:それを考えると、まだいけるというのはあると思うんですけど。あとは自分が第一線でやらなくても人をプロデュースしたりとかでグラビア業界に関わり続けたいですね。
先日、週刊プレイボーイの「グラドルドラフト2019」という企画で注目するグラドルちゃんを紹介させていただきました。そういう感じで新世代のグラドルの子たちをピックアップして、自分でプロデュースしたグラビアができたら。
あとは私がプロデュースしているゲーミングチーム「G-STAR Gaming」にも、ふ~どさんにサポーターとして入ってもらっています。一緒に女の子たちを育ててeスポーツ業界を盛り上げていけたらなと。
ーこれからママドルになっていくとか、そういう考えはあるんですか?
倉持:子どもは欲しいなっていうのはあるんですけど、授かりものだから分からないですよね。もしできたら一緒に配信をしていこうかなというのはあります。家族でゲーム配信をしたりとか。
あとうちの事務所、キッズ部門が盛り上がっているんですよ。所属キッズモデルが『小学1年生』の表紙を飾ったりしているので、子どもができたら事務所に入れて売り込んでもらおうかなと思っています(笑)
結婚で生じるマイナスの部分をプラスに変えていける人
ー結婚によってお2人で活動することが可能になるわけですね。ふ~ど:むしろそこが重要な要素で。
ーこれからは堂々と一緒に活動できる。
倉持:セット売りとは言いませんけど、一緒に仕事ができるようになりますね。グラドルという私の仕事にとっては、結婚って基本的にマイナスなんですけど、その分新しくゲームの仕事が増えたらトータルでプラスになるだろうし。そういうのもあって、この人だったらいいかなって。
ー今後、財布の紐はどうするんですか?
倉持:お小遣い制はイヤだなと思ってます。共有口座を作ったので、そこに毎月同じ額を入れて、そこから色々引かれてあとは自由にみたいな感じでいこうかと。
ふ~ど:お互いいくら稼いでるのか知らないです。一生知らなくてもいいかなと思います。
ーかっこいい!
ふ~ど:詰んだらお互いに助け合えばいい。今はそういう状態ではなくて順調だと思うんです。順調だったらそのままでいいかなって。
ー新しい夫婦像というか、今風ですごくいいなと思います。
倉持:どうなんですかね。世の中のご夫婦はお小遣い制が多いんですかね。
ーサラリーマンの方はお小遣い制が多いかもしれないですね。
ふ~ど:こういう職業だと何々を食べに行くとかどこそこに行くというのも投資に近いから、お小遣い制だとツライですよね。「そんな高いメシ食ってんじゃねえ」って。でも、もしかしたらそれが仕事に繋がるかもしれない。「金ないのになんで競馬やってんだ!」っていう人もいると思いますけど、うちの場合は仕事に繋がったし。可能性を狭めるようなことをしない方がいい職種な気がしますね。
倉持:なんでも可能性を広げていった方がお互いも次の仕事に繋がると思います。
ー倉持さんの仕事ぶりや仕事に対する姿勢を近くでご覧になっていていかがですか?
ふ~ど:真面目ですよね。どんどん新しいことをやるなって感じで。そういう性格がビジネスに向いているんだろうと思います。僕は多分逆なんですよ。ゲームは超真面目にやるんですけど、私生活は適当なんです。
人ってビジネスとかお金の部分でシビアであるべきじゃないですか。だけど思ったよりみんなはちゃんとやらない。僕は結構それを言う派なんですよ。そこの相性はすごくいいなと思います。
ー倉持さんはふ~どさんを側でずっとご覧になっていてどうですか?
倉持:プロゲーマーという職業だから当たり前なのかもしれないけど、すごくゲームをする人だなって(笑)。私が夕方起きたらもう当たり前のように対戦会に行ってたり、もしくは家でネット対戦をずっとしていて。夜までずーっとゲームして、休憩してまた朝までやったりとか。格ゲーに疲れて休憩したらスマホゲーをやって。常に何かしらのゲームをしていますね。
ふ~ど:格ゲーをやりながらスマホをいじってます。週刊誌も好きなので、雑誌を読みながらとか。タスクを3つぐらい平行して進めてます。ラウンドの間とかデータを読み込んでいる間とか、違うことを同時にやるのが好きなんですよ。
夫婦2人でテッペンを目指したい
ー最後に今後の活動方針をそれぞれ教えてください。ふ~ど:結婚を発表することによって、倉持さんのファン層が変わると思うんですね。だから2人で活動することが絶対だと思うんです。減ってしまう部分をカバーする。それを自分がすごく頑張る必要があると思うので、2人でテッペンを目指したいなと思います。
倉持:芸能活動としてはマイナスになるような結婚という出来事でも、この人とだったらきっとプラスに変えられるだろうと思ったので。一緒によりプラスなことを生み出していけるようにしていけたらいいなと。お互い足りてない部分がすごくあって、能力グラフがめちゃくちゃいびつだと思うんですよ。彼はゲームにすごい特化していて、私はSNSやビジネスに特化していて。あと家事は2人ともダメダメで(笑)なんとかそのいびつなグラフをキレイな六角形にできるように、力を合わせてやっていけたらなと思います。あたたかく見守っていただけたら幸いです!
(撮影:弘田充/インタビュー・構成:田野幸伸 )
倉持由香プロフィール
1991年11月6日生まれ、千葉県出身。血液型B型・サイズT167 B84 W58 H100。
グラビア好きなグラドルがSNSに自画撮りを載せていく「#グラドル自画撮り部」部長。
・Twitter @yukakuramoti
・Instagram @yukakuramoti
・オフィシャルブログ
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