福岡市地下鉄で「Visaタッチ」実証実験 日本初のICカード一体型自動改札機も設置
対象は7駅の予定です。
福岡市交通局2000系電車(草町義和撮影)。
福岡市交通局は2022年5月から翌2023年2月末まで、タッチ決済機能付きクレジットカードやスマートフォンを自動改札機にかざすことで、地下鉄を利用できる実証実験を行います。
決済ブランドはVisa。対象駅は福岡空港、東比恵、博多、祇園、中洲川端、天神、呉服町の予定です。なお今回は日本で初めて、交通系ICカードとタッチ決済の両方を処理できる、一体型の自動改札機が設置されます。
タッチ決済はコロナ禍、急速に導入や利用が拡大しています。Visaの各カードでは、発行カード枚数は2020年9月末で昨年同月比約2.3倍の3230万枚、タッチ決済取引数は、2019年12月から2020年9月までのあいだで15倍に増えたとのこと。
福岡市交通局は実証実験について「券売機できっぷを買ったり、交通系ICカードにチャージしたりすることなく、移動から買物・宿泊といった一連の購買行動が、手持ちのタッチ決済機能付きカードやスマホひとつで実現します」としています。