入賞を果たした三浦璃来、木原龍一組の衣装を米識者が評価【写真:AP】

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ニック・ベレオス氏がペアの衣装採点、りくりゅうはSP9.00点&フリー9.10点

 北京五輪フィギュアスケート・ペアで7位に入った三浦璃来木原龍一組。同種目で日本史上初の入賞という快挙を演じた2人は、その衣装も評価されている。独自の分析でフィギュアファンに知られる米国のファッションデザイナー、ニック・ベレオス氏が自身のブログで講評した。

 ベレオス氏は男子&女子のシングルに続き、ペアの出場選手の衣装を採点。三浦、木原組は高評価だった。「ハレルヤ」を演じたショートプログラム(SP)は10点満点で9.00点。2人の組み合わせに好感を抱いた様子だ。

「リクの衣装はベイビーブルーのホルターネックで、重いジュエリーが装飾された透けそうなほど薄いコスチュームでした。色合いとスタイルは可愛い。そして、リュウイチのミッドナイトブルーのパンツと(彼女の色とマッチした)美しいライトブルーの枝のようなデザインが施されたシャツのコスチュームも好きでした」

 日本勢にとって快挙となる入賞につながるフリー「ウーマン」は9.10点とSPより点数を上げた。特に三浦の衣装のデザインを評価した。

「黒を基調とした衣装を着ていました。リクの衣装の特徴は、黒、グレー、桃色のグラデーションのオーバースカートにシルバーのクリスタルが胴体前面に散りばめられた点でした。特に好きだったのが、スパンコールのようなストライプが入った、“大きく開いた”ように見える背中部分です。リュウイチは黒一色のパンツと、フェイクレザーのパネルが入ったクリスタルの装飾付きニットのモダンシャツを着ていました」

 ベレオス氏が最高点を与えたのは、金メダルを獲得した隋文静、韓聰組のSPで9.75点。世界との距離があったペアで躍進し、日本のファンに感動を呼んだ“りくりゅう”は演技のみならず、衣装でも高い評価を受けることになった。

(THE ANSWER編集部)