会場となった東京ビッグサイト(江東区)

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日本最大級の同人誌即売会「コミックマーケット」の開催に併せ、日本赤十字社献血応援イベントが行われ、東京ビッグサイト(江東区)では2021年12月30日から31日の二日間で約590人が協力した。

東京都赤十字血液センターがツイッターで参加人数などを報告している。

「非常に大盛況をいただいております」

日本赤十字社はコミックマーケットとコラボし、イベント期間中に400ミリリットルの献血を行った人に、協力企業のポスターなどをプレゼントする企画「コミックマーケット99 献血応援イベント」を実施した。30日から31日には、コミックマーケットの会場である東京ビッグサイトに複数台の献血バスが訪れた。

NHKの過去の報道によれば、日本赤十字社は近年、会場におよそ30台の献血バスを出して協力を呼びかけていた。コミックマーケットは延べ50万人が参加する人気イベントで、毎回1500人ほどの協力が得られていたという。

今回のコミックマーケットは、新型コロナウイルス感染症拡大防止のために、1日の来場者数は5万5000人までとされ、会期2日間の来場者は計11万人が上限となったが、それでも多くの参加者が献血に訪れた。

東京都赤十字血液センターのツイートによれば、30日は約300人が、31日には約290人が会場での献血に参加した。受付から献血までの所要時間が150分となるタイミングもあった。東京都赤十字血液センターは長蛇の列の様子を掲載し、こう伝えた。

「現在の献血会場(ビッグサイト)の状況は、、、 非常に大盛況をいただいております。ありがとうございます!」

SNSでは「やっぱりコミケはすげぇや」「オタクの鑑」などと感心する声や感謝する声が広がっている。

「コミケに行く人っていろんなところ回るの大変だろうに、ここにこんなに時間を使ってくれてるって素晴らしい」「寒いのに並んでまで献血してくれるなんて感謝しかない。命を分けてくれてありがとうございました!」

「コミックマーケット99 献血応援イベント」は引き続き22年1月31日まで、全国の赤十字血液センターで開催され、期間中に全国の赤十字血液センターでの献血を行うと同様に協力企業のポスターセットがもらえる。