巨人・岡本3億円更改も忘れない「あの屈辱」とは
期待の現れだ。巨人の岡本和真内野手(25)が20日、東京都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、9000万円増の年俸3億円でサインした。
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今季は39本塁打、113打点で2年連続二冠王に輝いた。高卒8年目、26歳シーズンでの3億円到達は球団では00年の松井秀喜に並ぶ最速記録。しかし本人にとっては不完全燃焼のシーズンとなった。「優勝していないタイトルはうれしくない。もっとチームに対してできたことがあるのではないかと考えているので、来年もしっかりやりたい」と表情を引き締めた。
今季は4番として全試合出場、二冠に輝きながらも終盤の失速が悔やまれた。特にチームが優勝争いを繰り広げる10月以降、深刻な打撃不振に苦しみ、CSでは直前の調整中に左わき腹を痛め、痛恨のシリーズ全戦欠場となった。
若き主砲として輝かしい成績を積み上げながら、真の意味でチームの力になることはできなかった。屈辱はこんな評価にもあった。
「14日に発表されたベストナインに岡本は選ばれませんでした。三塁手で選ばれたのは日本一に輝いたヤクルト・村上でした。二冠の選手がベストナインに選ばれないのはめったにないこと。チームへの貢献度の点から見て村上は選ばれたのでしょうが、岡本にとっては屈辱でしょう」(放送関係者)
ベストナインが制定されて以降、本塁打、打点の二冠となりながら選ばれなかったのは10年ラミレス(巨人)に次ぎ5人目。日本人選手では61年ぶりとなった。それだけ好敵手の村上の活躍が目立ったシーズンともいえるが、もちろん岡本もこのままで終わるつもりはない。
村上の存在について「すごく刺激になりますし、しっかり追いつけるように」と腕をぶす岡本。セ・リーグを今季盛り上げた巨人、ヤクルトの若き主砲争いが来季も熱い注目を集めそうだ。(年俸は推定)
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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