すぐ片づく玄関&子ども部屋収納テク。5人家族でも散らからない!
おうちで過ごす時間が長くなり、家での過ごしやすさを求める声が高まっています。その思いは子どもだって同じなはず。自分の居場所が心地よければ、家族との会話も弾み、みんなが楽しく過ごせます。そこで、今回は子ども部屋のつくり方と家族が多い家にありがちな玄関がごちゃつく問題について、3人のお子さんとの5人暮らしという整理収納アドバイザー・佐々木奈美さんに、実践している工夫を教えてもらいました。
家族が幸せになれる子ども部屋のつくり方
12歳の長男をはじめ、3人の男の子がいる佐々木さんのお宅では、子どもの勉強スペースや居場所をどうつくるかも課題に。「自分でできる」「会話が生まれる」工夫を盛り込んで、家族みんなが快適に過ごせる場所を考えてみました。
●子ども部屋はコミュニケーションがとりやすいリビング横に
1階のリビング横の和室を二男と三男の勉強部屋に活用。
「親が近くにいれば、勉強中に気軽に質問ができるメリットも。子どもたちを見守りながら家事ができるので安心。子ども2人も気に入ってます」
●だれでも使いやすいように支度セットをまとめる
通学、通園やお出かけグッズは部屋のコーナーにひとまとめ。フックを設置してバッグと帽子をかけ、そのほかはカゴにまとめています。
「準備の動作を1か所にまとめると子どもたちも迷わず支度ができて片づけもラク」
●子どもの作品はインテリアと一緒に飾る
収納に困りがちな子どもの作品は、ドライフラワーやお気に入りのインテリア雑貨と一緒に飾れば空間になじみます。
「マグネットつきフックや部屋に合う額を取り入れるのがおすすめ」
大家族でも散らからない!玄関のつくり方
佐々木さんのお宅のように家族が多ければ多いほど、散らかりやすい玄関。家族の人数分の靴や上着、お出かけ小物など雑貨も増えますし、ごちゃついた印象になりがちです。
そんな玄関をいつも片づいた状態にキープできるように、掃除がラクなすっきり収納で、お出かけがスムーズになる仕組みをつくりました。
●たたきに靴を出さない仕組みをつくり掃除ストレスを解消
靴を1人1足しか出さないルールを決めて、朝に家族全員が出払ったあとは、たたきに靴がない状態に。
「そのタイミングでホウキでサッと掃き掃除。靴を移動させる手間が省けてストレスもなし!」
●靴はボックスに入れて掃除の手間なし
靴はプラスチックボックスに入れて靴箱に収納。
「靴底の汚れが直接つかないので掃除も不要。外でサッとボックスをひっくり返すだけでOK」
●カバンと上着は玄関が定位置
身支度をする玄関が“使う場所”。収納スペースをつくり、出かける前と帰宅後のムダな動きを大幅にカット!
「部屋での脱ぎっぱなしや置きっぱなしもなくなり快適です」
●季節用品や使う頻度が低いオモチャは階段下に集めて収納
クリスマスの飾りやコタツ板は、使わない時季には階段下へ。
「無印良品の頑丈ボックスで目隠ししながら置けば、ごちゃついて見えずインテリアもじゃましません」
階段脇のスペースにはすぐに使えるようアイロン台をセット。
●アクセサリーはカゴにまとめて玄関に
玄関にある大きな窓の前でアクセサリーを選ぶと気持ちもアップ!
「ブレスレット、イヤリング、リングとアイテムごとに分けてカゴにまとめています。好きなアクセサリーを集めると、お出かけの準備も楽しくなりました」
子どもも含めて、家族が心地よく過ごせるおうちは、主婦にとっても掃除がラク、片づけがスムーズと、いいことづくし。ときには子どもや家族の目線になって、居心地のいい家づくりを考えてみることも大切なのかもしれません。