本格的に寒くなり、タートルネックやハイネックのセーターなどが欠かせない時季になりました。そんなときに気になるのがヘアとのバランス。なんだか首回りが重たく、やぼったい印象になりがち。 「首元がつまった洋服のときは、ヘアは軽やかな印象にするとバランスがとりやすい」と話すのは、女性の髪問題に詳しいヘアライター佐藤友美(さとゆみ)さんと、人気ヘアサロンMINXのディレクター八木花子(八木ちゃん)さん。今回は、50代の読者をモデルにタートルネックやハイネックでもバランスよく見えるヘアアレンジを教えてもらいました。

首元がつまったセーターと相性のいい髪型は?

さとゆみ:12月に入って、突然寒くなってきましたね。

八木ちゃん:みなさんの服装もThe冬! になりましたね。

さとゆみ:冬の洋服でいうと、タートルネックやハイネックって、髪型のバランスがとりにくいなって思うんですけれど…。

八木ちゃん:お客さまからも、よく質問されます。

さとゆみ:今日は、そういう服装のときにバランスよく見えるヘアスタイルを教えて欲しいです。

●毛先がハネやすい人は外ハネヘアがおすすめ!

八木ちゃん:まかせてください。まず、タートルやハイネックのときって、毛先がハネやすいというところが悩みになりやすいんですよね。なので、ダウンスタイル(髪を下ろすスタイル)だったら、それを逆手にとって、外ハネヘアにしてしまうのが良いと思います。

さとゆみ:しかも、外ハネだと、襟元がつまっていない感じがして、さわやかですね。

八木ちゃん:そうなんです。タートルネックやハイネックのときに内巻きにすると、どうしても首回りが渋滞して、重たい雰囲気になるんですよね。なので、髪を全部下ろすときは、外ハネがおすすめです。

●ハーフアップならさらに重たい印象を解消!

さとゆみ:なるほど、首回りの分量を減らすのがコツなんですね。

八木ちゃん:同じ理由で、ハーフアップもいいですよ。

さとゆみ:たしかに! ハーフアップにすると、重たい印象が全然ない。

八木ちゃん:そうなんです。これは、マフラーやショールをするときも同じで、ハーフアップにすると、もたつきがなくて洗練された雰囲気になります。

●サイドまとめで抜け感を出すとおしゃれに

八木ちゃん:もうひとつおすすめなのが、サイドまとめです。

さとゆみ:これもおしゃれ感ある。

八木ちゃん:片サイドに寄せると、反対側の耳が見えて抜け感が出るのがいいですね。大きめのピアスなどを合わせるのもいいと思います。

直毛の方なら、アイロンで少し巻いておくといいと思います。

八木ちゃん:ポイントは、隠しピンです。サイドに寄せた髪がくずれないように、内側の毛をピンでおさえているんですよ。

さとゆみ:なるほど。見えない場所にピンをさしておくわけですね。これからタートルネックを着るのが楽しくなりそう。

八木ちゃん:この3つのアレンジは、どれも簡単にできるものばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。